プロパー融資出ました

10月23日のブログでも書きましたが、少額のプロパー融資の提案を受けた顧問先がありまして、先月末に融資が実行されました。

融資額は100万円。

「何だ、たった100万円かよ」と思われるかもしれません。そうですね、企業規模によりますが、普通に考えると100万円はちょっと少ないように感じるでしょう。

その顧問先はこれまでメインの信用金庫から資金調達する際は保証協会付き融資ばかりで、最近、不動産を担保にした融資も実行されましたけど金利がちょっと高いのです。しかし、今回の融資は1%以上金利が低いし担保も取っていません。経営者の保証は必要だったけど信用保証協会は不要。

実行した信用金庫は1年以上前からほぼ毎月訪問して来て、決算書を見せて欲しいとお願いしていました。

その顧問先は前期結構な赤字、今期もちょっと微妙なところで推移しています。そこで実際に決算書を見てショックを受けるといけないので、数字は悪いと言い続けていました。

また、訪問して来た際は事業内容をヒアリングしたり、ホワイトボードを見て仕事は常に入っているのをチェックしたりしていました。その顧問先は他社が嫌がる仕事も引き受けるので取引先からの信頼が厚い会社さんですし、業歴があり多くの取引先を抱えているのが強みです。前期赤字の原因も一時的なもので、今後の事業継続には問題ないだろうということで最初からプロパー融資での提案を受け続けていたのです。

しかし、すぐに資金調達の必要はないことを伝えると、金融機関としては資金繰りに余裕がある企業には余計に新規融資取引をしたくなるものです。非常に熱心なので信用金庫の提案を受けました。

金融機関が新規訪問して来て資金繰りに困っているからと、「すぐに融資をお願いします」と言うと、かなり資金繰りに窮している企業だと思われてしまいます。だから最初は一度断って、次来た時に少し自社の経営内容を伝えてみる、それで再度訪問してきたら決算書を渡す、と情報を小出しにしていくといいかもしれません。

それでも訪問して来たら自社に関心があるということです。

ここから返済を重ね、次回はより大きなプロパー融資を受ける予定です。そうなれば、メイン行も条件面で検討せざるを得ません。

これまで不動産担保や信用保証協会の利用を条件にされ続けてきた中小企業は、少額でもいいからプロパー融資のチャンスがあるのならチャレンジしてみましょう。

「プロパー融資なら保証がない分、金利はやや高くなります」と言われるかもしれません。それでも保証料が無くなりますし、ちょっとの金利差で済むなら検討しましょう。そうすれば、皆さんの会社に融資をしたい他の金融機関も条件を見直さざるを得なくなります。

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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