金融機関への定期的な経営報告を
中小企業の多くは金融機関と融資取引をしています。それは機械装置や車両運搬具などの設備購入、商品や原材料の購入、諸経費支払いのために資金が必要なわけですが、自己資金だけでは足りない中小企業が多いからです。そして、中小企業の資金調達方法は銀行融資がメインとなりますから、金融機関との良好な関係を維持する付き合い方が必要となってきます。
金融機関に関心を持ってもらい、融資を提案してもらえるようになるには、経営で結果を出すことがまず考えられます。決算書が例えば、営業利益や経常利益がプラス、現預金に余裕がある、純資産(自己資本)がプラス等です。財務分析なら収益力や返済能力そして安全性が高い企業です。
しかし、経営は常に順調とは限りません。特に中小企業は経営基盤が脆弱ですから、ちょっとした外部環境の変化等により赤字になりやすいですし、回復するにも時間がかかることが多いでしょう。
経営が悪化すると粉飾決算をしたり、決算書の提出や経営報告が嫌になってしまい、金融機関とのお付き合いが疎遠になっていく中小企業が多いようです。しかし、それでは金融機関からの支援に悪影響を与える可能性があります。経営者として業績改善の努力は必要ですが、定期的な経営報告を行い情報開示をしていくことも大切です。
金融機関も企業経営には順調な時もあればそうでない時もあるのは理解しています。そんな時は悪い結果を踏まえて、これからどうしていくのか、その計画作成やその後の進捗状況が知りたいのです。
例えば毎月あるいは3か月ごとに、試算表や資金繰り表を使って先月までの結果や今後の見通しを説明する、期首に経営計画書を作成して今期の数値目標や実現達成に必要な施策を説明する等です。
そのような付き合い方は短期的には効果が表れにくいかもしれません。しかし、長期的に見れば大きな効果が出てきます。
次のような悩みを抱えた中小企業におすすめ
しかし、経営計画書、試算表、資金繰り表等が必要といっても作成ができない(難しい)中小企業も多いと思います。それに金融機関との交渉はもっと苦手という経営者もいらっしゃるでしょう。そこで当社ではそんなお悩みを抱えた中小企業経営者様のサポートを行っています。
- 金融機関との関係改善を目指したい
- 自社の経営報告や融資交渉は苦手だ
- 融資を受けている金融機関とは日頃付き合いがない
- 金融機関とは良好な関係ができず困っている
- 金融機関からはあまり連絡はないし来てもくれない
- 融資あるいは金融機関への報告に必要な書類がすぐに用意できない
- 資金繰りにはいつも悩んでいる
このようなお悩みをお持ちの経営者様に対して、資金繰り表やその他必要な経営資料作成支援、金融機関への経営状況の報告等を顧問先企業と一緒に行います。なお、当社は経営コンサルタント会社であり弁護士事務所ではありません。そのため、融資やリスケジュール等の交渉を代行することは法律上できませんので、資料作成の支援、報告や交渉の補助を行うものとお考えください。
サービス内容と利用メリット
このサービスをご利用いただくことで次のメリットがあります。
・自社の経営資料を作成できる
・定期的な報告が可能となる
・金融機関との関係改善が期待できる
・金融機関は積極的な金融支援が行いやすくなる
・資金繰り改善にもつながる
月額報酬とその他
どこまでお手伝いするかによって報酬は大きく異なります。各企業の経営状況や金融機関との関係にもよりますが、一応の目安として毎月訪問なら月額88,000円~、2ヶ月に1回訪問は55,000円~となります。しかし、経理体制がある程度しっかりされている企業様の場合は、もう少しお安くできるかもしれません。
当社ではどのサービスも、長期にわたっての経営や経理のご支援を原則としています。このサービスも金融機関との取引のサポートが目的ですから、長期間のご支援とさせていただきます。
お問い合わせ・ご依頼について
有限会社エム・エヌ・コンサルは、中小企業経営者の右腕あるいは経理部長となって、資金繰りや経営改善、金融機関との融資取引に関する支援を行っているコンサルタント会社です。資金繰りが苦しい、経営改善が進まない、金融機関との良好な関係を築きたい等、経理・財務面でお困りのことがございましたら当社にご相談ください。その際は当社ホームページ内にある「お問い合わせフォーム」からお願いします。
一度相談してみたい方からのご連絡も歓迎します。その場合は「無料相談のご案内」をご確認ください。