中小企業経営

専門家といっても優秀とは限らない

2016-12-02

数年前のことです。私の家の近くに結構大きな病院があるのですが、はっきりいって診察が杜撰で、(前のカルテを見て)病気と全く関係のない薬を処方するし、息子が胸の苦しみを訴えても、ただの風邪だとしてろくに診察しませんでした。次の日に別の病院で診察してもらったら死亡する可能性もあるということで、ある大学病院に入院することになったことがありました。

医師といっても能力は様々です。

専門家でも優秀とは限らない

しかし、こういうことは医師だけでなくコンサルタントや士業等の専門家でもよくあることです。

当社のお客様で建設関係の仕事をしている会社さんがいます。お付き合いが始まった頃は年商1億円前後だったのですが、1千万円程度の赤字が続いていました。その赤字の原因は社長や家族の給与が非常に高額だったためでした。

その理由について聞いてみました。すると、数年前に資金繰りが苦しくなり銀行から融資を受けようとしたところ、当時の顧問税理士から「銀行からお金を借りなきゃならないような会社は、経営が正常な状態とは言えないから廃業しろ」と意味不明な理由で怒られたと教えてくれました。とても信じられないのですが、社長のご家族みなさんがそうおっしゃるので間違いないのでしょう。それで銀行から融資を受けると税理士に怒られるからと、仕方なく個人で金利が高い消費者ローンから借りて会社に資金を入れており、増えていく元金と利息を支払うために年々給与が高くなっていたのでした。

ここまでひどい専門家は少ないかもしれません。しかし、どうみてもお手伝いしている企業の業績が異常な状態にもかかわらず、何のアドバイスや支援をしない、あるいは誤ったアドバイスや不正な方法を教える専門家を多く見てきました。

それでは経営を良くするどころかより悪化させるだけです。

セカンドオピニオンの活用

皆さんが今お付き合いしている専門家が優秀な方とは限りません。経営相談で伺うと、長年の付き合いだからと自社の経営に全く貢献していない専門家を使っている企業に出会います。だから不満に思って当社に相談されるのです。ただ、変更を前提に他の専門家を探すべきですが、それができないこともあるでしょう。

そんな時は、今の専門家と付き合いながら、別の専門家とのお付き合いも検討するべきです。医療の世界ではセカンドオピニオンという言葉が聞かれるようになってきました。経営についても同じだと思うのです。今お付き合いの専門家のアドバイスに疑問を感じたときは、他の専門家の意見を求めるのもいいでしょう。

当社では「経営セカンドオピニオン」を行っています。無料・有料相談についてはこちらを参照してください。

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代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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