銀行融資

ゆとりを持った融資交渉

2019-01-10

銀行は期末の融資残高を大きくしたい理由から、決算月の3月と中間決算の9月、それ以外に資金需要が増える12月が積極的に融資獲得に動く月です。ライバル行も同じですから、特にこれらの月は企業にとって良い条件が出やすいといえます。

3月に融資獲得で動くのは銀行だけではありません。企業の融資申込が多い月です。

しかし、切羽詰まった申し込みをする企業は、融資したお金が回収不能になるリスクが高いことを銀行は知っています。

だから、取引のない銀行にそんな融資を相談しても、「今お付き合いしている銀行さんに相談されてはいかがですか」と言われてしまう可能性が極めて高いですし、すでに取引のある銀行なら相談に応じるけど、やはり希望日までに必ず出るとは限らないし間に合わないかもしれません。仮に出たとしても相手銀行の条件に従うことになるでしょう。

融資は申し込んでから実行されるまでの日数は、案件によって様々です。数日ということもあれば信用保証協会利用の有無や、いろいろと問題を抱えた案件ですと、一か月程度かかってしまうこともあります。

したがって、ゆとりを持った融資交渉が大切なのです。

3月の融資実行を目指すのなら、今から動く必要があるのです。複数の金融機関から「借りてください」と言われ続けているのならその必要はないでしょうけど、そういう企業でないのなら今から準備です。

11月か12月決算の企業なら1月や2月に決算書ができますから試算表は不要です。しかし、申告が終わってから3か月もしたら(要求されなくても)用意した方がいいでしょう。会計ソフトを使っての経理作業を税理士事務所や記帳代行会社に依頼しているのなら、早めに動いてくれるようお願いしましょう。

もし3月に資金調達を希望されていたら、今のうちから担当者に「3月に必要になるかも」と伝えておいてください。

それによって切羽詰まった案件でないと分かりますし、資金繰りの見通しをしっかりと管理している企業という印象をつけることができます。

このブログを読んでくださっている経営者さん、経理部長さん、後で困ったことにならないように動いておきましょう。

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エム・エヌ・コンサル代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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