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試算表を作成するメリット

2020-03-24

とても簡単に説明すると、1年間の取引をまとめたものが決算書であり、その途中経過をまとめたものが試算表と考えればいいでしょう。

経理作業が正しく行われているのかチェックするためであり、そこから経営状況の確認、今期の予想など経営判断のためにも活用できます。

したがって、金融機関は決算書が完成してから数カ月も経てば試算表を欲しがるわけです。決算書は過去1年間の結果ですから、今現在はどうなっているのかと。それを見てさらに融資を提案してきたり、(取引先の事を考えている担当者なら)リスケジュールを提案してきたりもするでしょう。

最近は驚かなくなりましたけど私が起業した頃、相談に乗って欲しいとのご連絡を頂いて伺い、「最新の試算表を見せてください」と言うと、「(今期が半年以上経つのに)まだ作っていません」あるいは「試算表とは何でしょうか」と言われることが非常に多かったです。

そういう企業で話を聞くと、いつも融資を申し込みに行き試算表が欲しいと言われると、慌てて作成する、あるいは税理士に依頼するということでした。だから数字がぐちゃぐちゃ、税理士も突然「急いで頼みます」と、数か月分の試算表作成を依頼されてもすぐにできるとは限りません。

失礼ながら、こういう企業は金融機関との融資取引がうまくいっていないし、経営内容も良好とはいえないことが多い。

定期的に作成していれば、金融機関へすぐに提出でき資金調達もしやすくなりますし、融資の提案を受けることも増えるでしょう。当然、自社の現状を数字で知ることができますから、今期の決算予想、節税対策にもメリットがあります。経営が悪化している企業でリスケジュールを受けているなら、経営改善の進捗状況も確認できます。

経理を担当する社員がいる企業は問題ないと思いますが、小規模企業で経理を社長やご家族がやっているような場合でも、試算表はすぐ提出できるよう経理にもほんの少し時間を使うようにしてください。

もしそういうことでお困りでしたら一度ご相談ください。

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代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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