中小企業経営 資金繰り

倒産増に備える

2020-05-20

昨日訪問した顧問先から、売上先の1社が金融機関から資金調達ができず、リスケジュールをしてもらうことになった、と教えてくれました。ある業界では結構有名なのですが、それでもかなり厳しいようです。教えてくれたのは売上先の社員というから間違いなのでしょう。

また、過去にお手伝いした企業をチェックしてみたのですが、今年に入って廃業されたケースがいくつかありました。コロナウイルスだけでなくその前からの景気悪化の影響もあるとは思いますが。

コロナウイルスの影響で廃業するのは、旅館業や飲食業だけにとどまらなくなっていますから、どの業種でも突然、倒産するとの連絡があって売掛金が回収できない事態になるかもしれません。

「あの会社は大丈夫だ」とおっしゃる経営者がいますけど、油断しないほうがいいと思います。安心だと思っていた企業でも、これからさらに企業倒産が増えてくると考えた方がいいですから。

ただ、今から取引先の開拓を急げと言っても無理ですが、せめて損失を減らすようにしましょう。

何か悪いうわさは出ていないか、同業者との会話の中で話題にしてみましょう。取引先の社員に「おたくの経営は大丈夫?」と聞いても本当のことは教えてくれませんけど、会社に不満を持つ社員なら何か言ってくれるかもしれません。普段の会話の中から探りを入れてみましょう。

うわさといっても全く根拠のない場合もあります。しかし、私の経験上ですが、後になってうわさは正しかった事のほうが多いように思います。

取引先でこれまでとは違う動きがあったら注意してください。例えば、毎月10日に振り込まれるものが、数日遅れるようになってきたとかです。明らかに資金繰りが苦しくなってきたということですから。

その原因が、経理を担当していた社員が退職して経理事務が遅れていることだとしても、数字を見ていた社員は自社に将来性がないと判断したのかもしれません。

また、特に若い社員や女性社員が退職し始めたら注意です。

また次のこともやっておきましょう(あるいは検討しましょう)。
・原則、取引先は1社に大きく依存せず複数にしてリスクを分散する
・与信限度額を設定する
・信用調査会社の情報を参考にする
・倒産防止共済(セーフティネット共済)に加入しておく
・(保証料は発生するが)売掛金の回収を保証するサービスを利用する

取引先を分散するのは、コロナウイルスに関係なく普段から必要です。これだけは簡単にできることではありませんから、今後のためにも今から行動しましょう。

 

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