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スルガ銀行問題の調査報告書が公表されました

スルガ銀行の不適切な融資問題について、第三者委員会の調査報告書がホームページ上に7日公開されました。

今回の問題の内容や原因、関係者の経営責任等について報告がなされています。

第三者委員会調査報告書(全文)の中の行員へのアンケートを読んでいたら、ずいぶんとひどい扱いを受けていたようですね。スルガ銀行の行員でい続けるためには、嫌々であっても不正に関与するしかない感じです。

「ノルマを厳しいと感じたことはあるか?」の問いに「はい」と答えた行員の特徴的な解答

・「毎月、月末近くになってノルマが出来ていないと応接室に呼び出されて(バカヤロー)と、机を蹴ったり、テーブルを叩いたり、1時間、2時間と永遠に続く。給料返せなどと、怒鳴られる。ノルマが出来ないと夜の10時過ぎても帰れない。残業代など支払われるはずがない。」

・「善意や良心をある程度もって活動すれば断らざるを得ない案件が出てきますがこれまでの目標ですと相談を受けたものについてはすべてやらないと目標達成をすることが不可能だからです。」

「調査の中で、特に厳しく叱責された例を挙げて、その状況を説明してください」という問いに対しての特徴的な回答

・「人間否定、恫喝、物を投げる、会社をやめろ等上役、支店長からされるため。」

・「『なぜできないんだ、案件を取れるまで帰ってくるな』といわれる。首を掴まれ壁に押し当てられ、顔の横の壁を殴った。」

・「数字ができないなら、ビルから飛び降りろといわれた」

・「毎日2~3時間立たされて詰められる、怒鳴り散らされる、椅子を蹴られる、天然パーマを怒られる、1ヶ月間無視され続ける等々」

・「毎日、毎日、怒鳴り続けられ昼食も2週間ぐらい全然、行かせてもらえず夜も11時過ぎまで仕事をさせられ体調が悪くなり、夜、眠れなくなって、うつ病になり銀行を1年8ヶ月休職した。」

・「死んでも頑張りますに対し、それなら死んでみろと叱責された。」

・「毎日ローンのノンストップ運動をやっており、途切れたり、数字ができなかった場合に、ものを投げつけられ、パソコンにパンチされ、お前の家族皆殺しにしてやるといわれた。上司を目の前で土下座させて謝罪させた。いすの背面をキックされた。」

もっとたくさんの回答がありましたが一部だけ紹介しました。なお、やや文章としておかしなところもありますが、報告書に書かれたままの内容です。

私がいた銀行も似たようなもの

私も最初の支店では「線路に飛び込んで死ね」とある課長から言われたことがありますし、昼の休憩時間なんて10分ぐらいしかもらえませんでした。それで朝7時半から夜10時ぐらいまで仕事をするのが普通で、その後、上司と一緒に飲みに行くのは強制。その他にも多くのアルハラとパワハラがあった支店でした。

別の支店では、渉外課長が毎日9時から11時ぐらいまで支店長に怒られていましたね。だから営業する時間がそれだけ減ってしまうからいつも成績が悪く、また怒られ続けるというかわいそうな課長でした。

もしかしたら、「おれも同じような経験をしたことがある」という元銀行員もいるかもしれません。銀行に以前お勤めだった人と会うと、殴られたとか物(灰皿等)が飛んできたとかそういう話を結構聞きます。銀行に限らず、昔はどの業界でも営業は今以上に厳しいところだったのでしょうけど。

最近はもちろんそんなハラスメントや暴力はないですよ(たぶん)。

「そんな組織なら辞めちゃえばいいじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、家族がいれば簡単ではありませんし収入も悪くはありません。それに、やはりどこかで自分は銀行員というプライドみたいなものがあって、銀行員という肩書を失いたくない気持ちがあると思います。だから上司に厳しい事を言われても我慢してしまうのではないでしょうか。ちなみに、私は退職する時の支店では上司にも言いたい事を言っていましたけど。

■再生は難しいのでは

融資は実行してから回収までが仕事です。何でも融資をすればいいというものではありません。資金使途や返済能力をしっかり審査するのは当然ですし、融資を受けた人のためになるものなのかという視点からも考えて与信判断をするのが本来の銀行員の仕事です。

スルガ銀行がそういうまともな銀行になれたとしても、ここまで顧客の信頼を大きく失ってしまっては、再生していくのは難しいかもしれません。

ところで、この第三者委員会の調査報告書ですが、私の国語力がないからでしょうか、どうもすでに亡くなっている岡野副社長に全責任を擦り付けているように読めます。

そんな報告書はこちらです
第三者委員会調査報告書(要約版)
第三者委員会調査報告書(全文)

 

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エム・エヌ・コンサル代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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