長年の付き合いで親しい間柄にあれば、普通は何でも言える関係になると思います。しかし、そのせいで相談できないということもあるようです。
「顧問契約をしている士業やコンサルタントとは、プライベートでも親しい関係にあるのだけど、それがかえって仕事の深刻な悩みを相談できない(相談しづらい)」、そういう悩みを持った経営者さんが相談に来られるのです。
かなり業績が悪化し、もう法人・個人どちらも資金が全くないに近い状態で、親しい専門家にそんな状況だとは恥ずかしくて言えないというのです。そうかといって、他の専門家に相談しようと考えるけど、知り合いの専門家に遠慮して相談をやめてしまう。
専門家もそのような状況だと感じているものの、深く入り込んで相談に乗ることを遠慮してしまい、対応が遅れかなり危険な状態になっていることがあります。
私が「親しい専門家さんは仕事や能力面で問題ないのなら、その方に相談した方がいいですよ」あるいは「同じような専門家二人と顧問契約を結んでも、余計なコストがかかるだけです」と言っても、それでもかまわないとおっしゃるのです。
今月からお付き合いを始めた会社さんもそんな1社でした。
税理士とは10年ほどの付き合いでプライベートでも仲は良いし、申告納税についてはちゃんとやってくれていました。しかし、毎期赤字で資金は減少し、借入金残高が増加している傾向を知っているにもかかわらず、そこには触れないで来たため経営はかなり厳しい状態になっていました。
しかし、悪化した経営を立て直す、あるいは目標に向かって成長していくには、やはり何でも相談できる経営者の右腕・参謀が必要です。
せっかく親しい専門家がいるのなら遠慮なく相談して欲しいですし、専門家の皆様もぜひ問題点を指摘し早期解決を支援してあげてください。
当社では「経営者の右腕」や「経営セカンドオピニオン」を行っています。
お付き合いしている士業などの専門家がいるが、どうしても相談できない事がある、または相談しても適切な対応が期待できない、そんな場合は当社のサービスをご検討ください。
私はいつも「経営が苦しい状況にあるのなら、一日でも早く相談を」と言っていますけど、経営者さんの立場からすれば、やっぱりどうしようもない状態になるまで、自分で何とかできないかと考えてしまうものです。
それは仕方がない事だと思いますが、もし自分だけではどうしようもできないと少しでも感じたら、ご相談いただけたらと思います。
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