融資審査ができない金融機関

昨日と今日は顧問先と一緒に金融機関訪問が続きました。昨日は3件、今日は2件です。

1件は経営改善が順調に進んでいる報告でしたし、残り4件は前向きな資金使途での融資申込みに同席し説明の補助をさせていただきました。

最新の試算表や今期の決算予想等を提出したので、行職員は審査がしやすいでしょうし、やはりそれらがしっかりできている企業には前向きな気持ちになるものです。3月に融資を実行したい金融機関が多く、来月は融資実行される顧問先が多そうです。

昨日と今日訪問した金融機関はとても企業の事業性を評価してくださるのですが、依然としてそうでない金融機関も存在します。

一昨日訪問した顧問先はもう創業して10年以上経つ企業で、資金繰りにも余裕があり、自己資本比率も非常に高い優良企業です。それにもかかわらず、メインの信用金庫はいつまで経っても保証協会付き融資しか提案してきません。「今月で完済するし3月は融資を獲得したいので」と、信用金庫からの完全なお願い融資です。だけど保証協会付きとのこと。私が嫌いな金融機関の1つS信用金庫です。

しかも「信用保証協会から保証が出たら融資します」という、信用保証協会に審査はお任せ状態です。融資はしたいけど不良債権になるのは避けたいとの気持ちは理解できますが、経営は安定しており当面の回収懸念は極めて低いにもかかわらず、保証協会付き融資しか提案しない金融機関は依然として多いですね。

しかしそれって、顧客のことを考えている金融機関かどうかのチェックポイントの1つだと思います。

融資といえば何でもかんでも保証協会付き融資、しかも審査は保証協会任せ、そういう金融機関との付き合いは、今後考えた方が良いと思います。

経営者さんも「融資してくれるなら何でもいいや」ではなく、「保証協会なしで当社は融資が受けられないものだろうか」と聞いてみましょう。

これまでの経営結果や今後の見通しも厳しいために、すべて保証協会付き融資で対応せざるを得ないケースも多いでしょうが、しっかり利益を出し続けている、あるいは経営の安全性が高いと思うのに、プロパー融資を提案してくれないなら相談してもいいと思います。

保証枠が空きますし保証料の負担が軽減されます。その分だけ金融機関はリスクが増えますから、多少金利引き上げがあるかもしれませんが、保証料を負担するよりもメリットはあるかもしれません。

審査は信用保証協会にお任せではない、現状は経営が悪くても将来性をよく見て審査してくれる、企業にメリットのある金融機関と付き合いましょう。

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

プロフィール

関連記事