資金繰り 銀行融資

信用保証協会に頼らない経営を

2017-10-26

中小企業(特に小規模企業)であれば銀行からの資金調達では、信用保証協会(以下、保証協会)を利用する事が多く、今は全てプロパー融資で資金調達ができているとしても、かつては保証協会を利用したことがあるでしょう。

保証協会が原則80%(制度によっては100%保証もあります)保証してくれることで、銀行からの円滑な資金調達が可能となるのですから、中小企業からしたら頼もしい存在と感じます。そして、銀行からしても保証協会は便利な公的機関なのです。

原則80%保証してくれるわけですから、銀行の回収不能リスクは極めて低いわけです。つまり、中小企業のためだけでなく、銀行のための保証協会でもあるのです。

保証協会は中小企業の資金繰りを支援する公的な保証機関ですから、銀行のプロパー融資よりも審査はやさしくなりがちです。

そうなると、経営者の中には「保証協会が保証を出せば銀行も融資をするだろう」と資金調達を甘く考える方がいます。

しかし、よく考えて欲しいのですが、80%以上保証してくれる保証協会の保証がないと融資しない、と銀行から言われるということは、「まだあなたの会社は信用面に問題があるから、当行だけでリスクを負って融資する事はできない」と言われているのと同じなのです。

ですので、経営者の皆さんにはぜひ保証協会に頼らないで済む経営を目指して欲しいのです。

銀行がプロパー融資で対応させて欲しいと言われるようになったら、自社が信用されているという証でもあります。

もちろん、創業して間もない、またはまだ若い企業ですと信用力が弱いかもしれませんから、保証協会を使って調達した資金を活用して企業を成長させ、徐々に利用しないでも資金調達できるようにしていくのです。

信用保証制度の見直しが議論され、今後も原則、金融機関は2割、保証協会が8割負担するのは維持されますが、企業のライフステージに応じてプロパー融資と保証協会の併用を進めていき、プロパー融資の比率を高めていくようになってきます。

そうなればますますプロパー融資で資金調達できる経営、経理体制、銀行との付き合いを目指す必要があります。

また、プロパー融資対応で全く問題ないような企業に対して、保証協会を利用したがる銀行や担当者がいます。

「うちの会社はまあまあだと思うのに、何で保証協会を利用しなければならないのだろう?」と思われるのでしたら、他の取引銀行に相談してもいいでしょう。もちろん、当社にご連絡して下さってもかまいません。

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エム・エヌ・コンサル代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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