銀行融資

顧問先の資金調達が成功

2019-04-15

現在、顧問先3社の資金調達に動いています。

顧問先のうち1社は、1期目はほとんど売上がなかったため、2期目の今期が実質1期目といえます。以前、メインの金融機関がやってきて「お金借りませんか」とセールスしてきたので、余裕を持っておこうと申し込んだのですが、残念ながら保証会社からの承認がおりなかったということでした。それで当社と顧問契約をしてくださいました。

今すぐ資金ショートするわけではなかったのですが、あと半年程度で預金残赤がかなり厳しくなりそうなので、早めに対策を立てるようにしました。

実質1期目ですし事業計画書なども特に提出していません。ということで、まずはこれまでの実績を示すために試算表を作成、さらに今期はまだ半年あるのですが今後の見通しを入れた決算予想、1年間の資金繰り実績と見通しも作成し提出しました。

そしてその後、計画通りに進捗していることを試算表で説明していったのです。

そのため、当初の計画通り経営者・金融機関双方が納得いく数字で落ち着く可能性が高いとなり、金融機関も前向きな姿勢に変わり融資が実行されることになりました。

資金調達に動かなければと気が付いたのが遅かったとしても、経理作業をある程度しっかりやっていれば、金融機関が求める経理書類は提出できます。しかし、疎かにしていると作成に時間がかかりさらに資金調達できるまで日数を要します。それでも調達できればいいのですが、残念な結果となった場合には金融機関からは困難となっていることも多く、ノンバンクやファクタリングの利用、あるいは支払いが遅れるという結果になってしまうこともあります。

試算表はどの企業でも提出を求められると思った方がいいです。信用保証協会でも決算から半年が経過した企業は必要書類に試算表と書かれていますが、経過していなくても提出した方がいいです。

だからといって試算表だけで十分とはいえません。金融機関から借りてくださいとお願いされる立場でない、あるいは一度否決された場合は、追加書類があった方がいいでしょう。より自社の現状を知ってもらえる書類が作成できるなら、今後の見通しが分かるよう事業計画書を提出してください。

急に資金が不足しそうだと慌てて動き出しても、不利な条件での調達に選択肢は限られ、無駄な利息や手数料が発生します。それが経営を圧迫することもあります。

ファクタリング会社を否定する気はありませんが、やはりファクタリングは手数料が高いです。一度利用してしまうと抜け出すのが難しい企業も少なくありません。年間のファクタリング会社へ支払う手数料がなければ余裕で黒字決算ができ、返済も再開できるのにという企業にも出会います。

すべての業種・企業ができるとは限らないでしょうし、うちの事業内容からするとそれは難しいということもあるでしょうが、半年から1年程度の損益予想は立てて、そこから資金繰りの予想を立ててみましょう。

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代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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