リスケジュールとは
リスケジュール(略称:リスケ)とは、既往の借入金について、金融機関に返済額を一定期間、減額してもらう条件変更をいいます。
中小企業は大企業と異なり、出資や社債での資金調達が難しく、金融機関からの借入金に依存することになります。しかし、収益性が低い、財務基盤が脆弱等の理由から、赤字や債務超過に陥りやすく、資金繰りが悪化して返済が難しくなる事があります。
その対策として、金融機関からの資金調達を試みるわけですが不可能な場合もあります。その場合、資金の流出を少しでも抑え資金繰りを維持しようとするためにリスケは有効です。一度に多額の資金調達ができるわけではありませんが、毎月返済していた分を資金調達できると考えることができます。
リスケジュールを相談するタイミング
資金繰りがマイナスになる月が多く、手元資金が減少していくと経営は不安定になっていきますから、早めに金融機関には相談するのが理想的です。次のような状態になったらリスケを検討しましょう。
・返済額が多く資金繰りが苦しい
・金融機関からの追加融資ができなくなった
・税金や社会保険料を滞納している
・業績回復には時間がかかる
・手元資金が不足し資金繰りが苦しく本業に集中できない
リスケジュールに必要な経営改善計画書
金融機関側としては、融資先からのリスケ依頼に応じるためには、今後の返済が正常に回復する事を説明してもらわなければなりません。
企業側は、悪化した経営をどう立て直していくかの具体策、そして今後の見通しを経営改善計画書にまとめて提出する必要があります。
※後ほど内容を追加します。