今日は景気の悪い話ばかり

山形県の百貨店「株式会社大沼」が破産申請しました。

大沼は1700年から続き、松坂屋や三越に次ぐ歴史ある百貨店です。

長年赤字が続き創業家から投資会社に経営権が移りました。その後は経営者が頻繁に変更、米沢店の閉鎖、さらに2019年12月には本店の不動産が山形県内の実業家に売却されたと報道されました。

自社所有不動産を売却して手持ち資金を確保し、その後も借り続ける資金調達方法はありますが、そこまでに至ったということは極めて厳しい状況にあるということです。ブログには書きませんでしたけど、facebookには「もうあまり長くはないのでは」と書いたらその通りに。

でも、おそらく大沼を利用されていた方も、「何とか生き残って欲しい。でもかなり厳しいのでは」と感じていたのではないでしょうか。

一部報道では、消費税率引き上げで業績悪化に拍車がかかったとあります。確かにそれもあるとは思いますが、消費者に魅力ある百貨店でなかったことが一番の原因でしょう。

私の両親は山形県出身ですし、天童市のIT企業の取締役でもあるので大沼に行ったことはあります。これで七日町の商店街はさらに寂しくなっていくのかもしれません。

百貨店業界は、人口減少、ネット通販、郊外のスーパーなどとの厳しい競争にさらされ、店舗閉鎖が相次いでいます。老舗企業なんて関係ありません。

千葉県でも、柏のそごう、松戸の伊勢丹、船橋の西武、千葉の三越が閉店しました。これからも百貨店は特に地方を中心に減っていくのでしょう。

 

顧問先に大沼の話をしたら、まだ秘密情報らしいのですが、千葉県で有名な飲食店(県内で何店舗も経営されている和食のお店)が、やはり経営悪化によりこれから大幅に店舗を閉鎖すると教えてくれました(具体名は避けます)。

やはり大沼のように昔はかなり景気の良い企業だったのですが、かなり高級路線で今の時代にはやや合わない路線になっていました。

今日はなんだか景気の悪い話ばかりでしたし、最近そういう話が本当に増えましたね。

みなさんの取引先も経営が悪化していませんか。そのような兆候はありませんか。例えば、社員の退職が続いている(特に優秀な社員から退職していく)、雰囲気が暗い、経理部長が理由もなく退職した、取引条件の変更要請があった、社員が自社の悪口を言うようになった、同業者内でうわさが出た、などです。

倒産して売掛金が回収できないなんてことのないよう、取引先に危険な兆候がないかアンテナは常に張っておきましょう。

銀行や税理士事務所等で勤務した経験を活かし、経営者の右腕・参謀として資金繰りや経営改善、銀行取引についてご支援します。相談できるコンサルタントや専門家がいなければいつでも連絡してください。

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