資金繰り

ノンバンク利用の注意点

2019-03-15

「ノンバンクは高金利だから手を出しては絶対にいけない、利用した企業は倒産する」、「ノンバンクの社員は怖そうな人もいるのでは?」というイメージを持っている経営者はいるようです。

しかし、そんなことはありません。利用の仕方によっては非常に使い勝手のいい資金調達先だといえます。

ノンバンクは、銀行のように預金業務は行わず融資を行う金融業者だと考えればいいでしょう。それと、何となく不安なイメージを持つ方もいるようですが、法的な認可を得て事業を行っているノンバンクは丁寧な対応をしてくれます。闇金のような違法な商売をされている組織は怖い方もいるでしょうが。

銀行等と比べれば金利は明らかに高いですが、金融機関よりも審査基準は低く、審査の回答も早いことから、資金繰りが予想外に狂ったときは非常に便利でしょう。

ノンバンクが行っている資金調達は、無担保融資、不動産担保融資、ABL等ありますし、最近はファクタリングを取り扱う業者も増えてきました。

しかし、経営者が一番利用したいと思われる無担保融資について取り扱っているノンバンクもありますが、あまり高額な融資は期待できないことが多いと思われます。

ファクタリングについてですが私はあまり勧めません。しかし、当社でお付き合いさせていただいているノンバンクは、無担保融資だけでなく、(条件にもよりますが)手数料の安いファクタリングを取り扱っています。これまでノンバンクと付き合ったことはないが、利用を検討されている経営者様にはご紹介させていただきます。

「ノンバンクを利用する企業は、金融機関から見放されたのだからノンバンクから借りている。高金利に耐えられなくていずれは倒産する」とおっしゃる専門家もいます。

確かに年利10%程度のノンバンクをずっと利用し続ければ、経営に大きな悪影響を及ぼします。それに利用しているのはやはり業績が悪化している企業が多いですから。しかし、利用の仕方を間違えなければ非常に便利だと思います。

短期で返済が可能なケースに限定するということです。例えば、「仕入れや外注業者、あるいは給与の支払いが先行するのだけれど、その翌月か翌々月あたりには売上金の入金が確実だ」といったケースの利用なら問題ありません。どんな資金使途であれ返済まで長期化しないなら検討してもいいでしょう。

また、ノンバンクに依存しすぎない事です。あくまでも金融機関との取引がメインです。「金利は高いけど、いろいろ書類を出せとうるさいから、ノンバンクでいいや」という経営者がいますけど、面倒でも金融機関からの資金調達が可能ならそちらから借りるようにしてください。

それと時々あるのですが、金融機関への返済資金をノンバンクから調達していることがあります。低金利を高金利で借り換えては、より経営は悪化してしまいます。いつか金融機関が新規融資をしてくれるかもしれないと期待して、そのようなことをしてしまうのでしょうが、絶対にやめましょう。新規融資が難しいと判断されたらそんなことはせずリスケジュールをしましょう。

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代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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