年1回しか来ない税理士

最近お手伝いが始まった顧問先は7月決算で今月申告納税なのですが、税理士さんがこの間、1年分の経理書類を預かっていったとのこと。

その顧問先は経理にあまり慣れていない女性社員が手書きで経理業務をしています。

最近はあまり見かけなくなってきましたけど、こういう企業は意外とまだあります。

私が起業した頃、資金調達をちょっとお手伝いした群馬県高崎市の顧問先企業は、税理士報酬が毎月10万円、決算月は50万円位支払っていましたけど、来るのは申告月の1回だけ。他は全く何もしてもらっていません。期中に融資が必要で試算表を作ってもらうときはさすがに来てくれたようですが、基本的には全く何もしてくれません。

しかも申告・納税期限2週間前あたりにやってきて1年分の必要書類を預かるのです。

だから社長はあまり利益が出ていないだろうから、そんなに税金も発生しないだろうと思っていたら、「法人税は発生しませんけど、消費税は300万円です。明後日までに納税してください」と言われ資金繰りが狂うことに。

そんなお付き合いでも申告や納税は何とかできます。しかし、それでは節税対策はとれませんし、経理データを経営に活用することもできません。また、融資取引においてもデメリットが大きいといえます。

試算表が毎月完成しないと、月ごとや今期累計の利益が分かりませんから、早めの節税対策が実行できません。

金融機関との融資取引においても、試算表の提出を求められることが多いですから、正式な融資申し込みが遅くなります。資金調達に成功したとしても遅くなれば資金繰りに影響するかもしれません。融資を依頼しなくても毎月あるいは3カ月に1回程度は試算表を提出し、これまでの経営結果について報告することが金融機関との付き合いには必要です。

できれば会計ソフトを使って自社で処理するべきですが、どうしても無理なら税理士や記帳代行会社に依頼することになります。ただ、毎月高額な報酬を支払っているのに年1回か2回程度しか来てくれず、試算表や決算書作成が遅くなるのであれば、顧問税理士に定期的な訪問や処理を依頼する、それが無理なのであれば変更を検討してもいいのではないでしょうか。

「うちの税理士は年に1回しか来ないよ」と愚痴をこぼしながら、ずっと付き合っているのは経営にはマイナスでしかありません。

当社では東京都と神奈川県に提携税理士がおります。もし今の税理士に不満をお持ちであればお役に立てると思います。

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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