今日は10月5日です。もう今年も3カ月を切りました。最近は陽性者数も落ち着き、緊急事態宣言は解除されました。企業は経営立て直しに力を入れることができそうです。
これから12月、そして少し先ですが3月、多くの企業で資金需要が発生する月が近づいてきます。それまでに少しでも資金調達に有利となるよう業績回復をしたいですし、銀行融資に必要な資料を準備しておきたいところです。
新型コロナウイルスの感染拡大から1年半以上が経過しました。それまで売上高回復のために何をしてきたでしょうか。販路開拓、新商品やサービスの開始等が考えられますが、すでに実行しているでしょうか。仮にまだ売上高が回復していなければ、回復策のどこに問題があったのか検証し新たな取組みを行っているでしょうか。
何をせずコロナ融資で調達した資金を使ってダラダラと経営を続け、資金不足になりそうだからと追加融資を申し込んでいるようでは良い結果は得られないでしょう。
リスケジュールには応じてくれても、(金融機関にもよりますが)長期に渡って元金据置に応じてくれるとは限りません。1~2年もすれば元金返済を求められる可能性が高いと思います。
コロナ感染拡大は、どんなに優秀な経営者だって影響を受けました。それは金融機関もやむを得ないことだと理解しています。しかし、1年半も経過して経営改善を怠り今まで通りの経営をして、「毎月赤字で資金流出が続いているので助けてください」では前向きに支援する気にもならないでしょう。
コロナ融資を借りたことで自社の借入金残高が膨れ上がっているけど、据置期間中だから何とか資金繰りが回っているのであれば、返済がスタートしても大丈夫な経営を今から目指さなければなりません。
おそらく「コロナのせいで経営が苦しい」と愚痴を言っているだけの経営者は少数で、みなさん何らかの経営努力をされていることでしょう。
ぜひその経営努力を金融機関にも分かってもらえるよう、これまで取り組んだ内容や結果を資料にまとめてみましょう。うまく行っているのならそれでいいし、行っていないにしても、その結果を踏まえてこれからどうしていくのかを説明するのです。そういう資料は担当者から喜ばれると思います。
当社では経営者のみなさんと一緒に資料作成もお手伝いしています。もしこれからの経営改善や金融機関との融資取引に不安があれば一度ご相談ください。無料電話相談と有料面談相談もありますのでぜひご利用を。