この経費は経営に貢献しているか

顧問先の経理の方からお電話がありました。
内容は「うちの会社は、商工会議所、法人会、〇〇協会とか、会費の支払いがとても多いんですけど、これってメリットあるのでしょうか」というものでした。
私の会社ではほとんどメリットないですけど、メリットがあるかどうかは企業によって違うので判断は御社に任せると申し上げたのですが、商工会議所(商工会)ならマル経融資や地元企業との交流で仕事になることもあるかもしれません。また、青年部とかに参加すれば地元での人脈も増えます。参加の度合いや業種によってはメリットがあるでしょう。地元企業だから何となく入会しておかなければと、会費だけ払ってうまく活用できていない企業が多いのは事実です。
しかし、このお電話のように、経費を確認し「これは当社の経営に役立っているのか」を考えるのはいいことではないでしょうか。
・頼まれて会員になっている。でも特に活動に参加したこともない
・昔から会員になってそのままになっている
・毎月引き落とされている経費で今は必要なくなったけどそのままになっている
もう解約や退会しても問題ないけど、なんとなくそのまま支払っているというのは、業歴の浅い企業ではあまりないけど、規模が大きいあるいは業歴のある企業だと意外と見つかるものです。
経理を担当されている社員さんは、これを支払って何のメリットがあるのだろうか、もう使っていないのに解約せずそのままになっているものはないだろうか、そういう疑いのある経費が見つかったら経営者に報告してください。
もう無駄な経費なんてないと思っていても、探してみると見つかるものです。少額でも馬鹿にはできません。