11月中旬を過ぎて、今年も残り1か月ちょっとです。まだまだ先の確定申告ですが、のんびりしていると来年の申告時期があっという間にやってきます。
法人とは違い個人事業主の場合は、ご自分で申告をしている方も多いと思います。毎年3月になって慌てて申告をして、来年こそもっと早く取り掛かろうと思いながら、毎年同じような動きを繰り返していないでしょうか。
慌ててやっているとミスもありますし、古い領収書は何に使った経費かわからないこともあり、できれば月に一度だけでも経理作業はしておいたほうがいいでしょう。そうすれば利益予想から税額を早めに把握することが容易となり、12月までに節税対策を行うことが可能です。
また資金繰りの問題からも、定期的に経理作業をしておいたほうがいいでしょう。
銀行に融資を相談に行ったら、「現状で売上や利益がいくら出ているか知りたいので、試算表をください」と言われて、どうしたらいいのかとご相談をくださることがあります。支払いが迫っていると試算表を作るにはご自身では時間がかかるような場合、当社でお手伝いすることもあります。
個人事業主はたくさんの社員を雇用していることは少なく、1人や少人数でやっている方が多いと思いますから、経理作業も負担をできるだけ少なくしたいところです。
当社はパソコンにインストールするタイプの会計ソフトは、弥生会計と会計王を、クラウド会計は freee を使っています。
ちなみに、クラウド会計だけが金融機関口座やクレジットカードのデータを読み込んで作業時間を短縮できるイメージがありますが、弥生会計はインストールするタイプでも同じ機能があります。他の会計ソフトでもあるかと思います。
どちらが良いかは人それぞれなので何とも言えませんが、クラウド会計も徐々に使い勝手がよくなっていき、シェアも増えていくのでしょう。
クラウド会計なら弥生会計、 MFクラウド、 freeeが有名です。
・弥生のクラウド確定申告ソフト:私の周りでは MFクラウドの次に利用者が多い
・MFクラウド:当社の顧問先では一番利用が多いです
・freee:知名度はあるし当社はfreeeのアドバイザーなのですが、現在、当社の顧問先では利用がありません。
節税、申告そして資金調達(クラウド会計データを使って融資をする企業もあります)のことを考えると、ご自身が気に入った会計ソフトを使って、月に1回でも経理作業をしておきましょう。まずは無料体験等でお気に入りの会計ソフトを見つけてください。