銀行融資

自社の借入金利は適正?

2017-10-04

銀行は少しでも企業に高い金利で貸したいですし、企業は少しでも低金利での資金調達を希望しますから、金利が何%かという条件に付いてはどちらも気になるところです。

銀行は融資の原資となる資金の調達コスト、人件費等の銀行を維持するためのコスト、回収不能リスクそして利益を上乗せして金利を決めるのですが、さらには企業との力関係、競合銀行の存在も影響してきます。

よくあるのが、優良企業でどこの銀行も融資をしたくて仕方がない場合、融資獲得競争が起きてしまいます。その競争に負けて融資残高が減少してしまうくらいなら、儲けの出ない金利でも対応してしまう事があるのです。

中には「これ儲け出るの?」と思われるような金利の場合もあります。

その影響は、債務者区分が正常先の中でも下位の方、または要注意先でも起こっていて、ややリスクがあるなと思われる企業に対しても、優良企業よりも金利が取れるからと前向きな姿勢が見られますね。

それらは複数の銀行と付き合っている場合にはよく起こる事です。私たち経営者は、銀行のそんな競争を上手く利用させてもらいましょう。

しかし、一行取引ですとそのような金利競争は起こりにくいでしょう。経営者も金利に無頓着ですと、以前のやや高い金利のまま借りているなんてことが見受けられるのです。

私が銀行で働いていた頃もそうでした。

一行取引の企業は、やや高金利で儲けさせてもらっているのに、ライバル行が多い企業から借り換えで自行に引っ張ってくるときは、競合上低い金利を提示するのです。

長年、金利には文句も言わずに、自行の利益に貢献してくれている企業は高金利で、新規の取引先には低い金利で獲得する。

こんな融資の獲得に疑問を持っている銀行員は本音では多いと思います。

「○○銀行さんにはお世話になっているから」とあまり強く言わない経営者もいますが、やはり自社の事を第一に考えましょう。他行ならどれぐらいの金利なのかぐらいは相談してもいいでしょう。あまりにも金利差があるようなら、取引銀行に「なぜうちはこの金利なの?」と聞いてみてもかまいません。

年間いくら利息支払っているか、実効金利の考え方を使ってもいいですし、それ以外にも各種手数料を年にいくら支払っているのかも交渉材料として有効です。

銀行との良好なお付き合いは大切です。しかし、利用されてばかりではダメで、こちらの希望する条件もしっかり伝えるようにしてください。

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エム・エヌ・コンサル代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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