嫌な予感

大学卒業後、地方銀行で勤め税理士事務所に転職、その後起業したのですが、私のお客様はずっと中小企業の経営者ということになります。

多くの経営者との出会いがありましたから、人として尊敬できる方との出会いもありましたが、反対にお付き合いをしてはいけない方との出会いも。

反社会的勢力や詐欺師の人たちではないのですが、第一印象で「この人とは付き合ってはいけないな」と嫌な予感がする人がいます。でもせっかく当社に相談してくれたのだからとお付き合いしてみると、今までの経験からしてほぼ確実にその不安が的中するのです。

3年ほど前に相談を受けてから付き合っていた神奈川県在住の経営者(本店登記は東京都渋谷区、建物の設計・施工やインテリアに関する企画等)がそうでした。ガラが悪い、怖そうな人というわけではないのですが、最初会ったときに嫌な予感がしました。仕事は受けない方がいいなと思いましたが、どうしてもとお願いされて付き合うことに。

そして、嫌な予感は的中しました。昨年8月、提携税理士と一緒に仕事をして請求書を渡してから連絡が全く取れなくなりました。現在も支払わず逃げています。

ネットで社名や経営者の名前を検索すると、その頃から同じように被害を受けている方の書き込みがいくつか見つかりました。

『会社を潰しては立ち上げて「違法行為は当たり前」「従業員を脅す夫婦」「関係会社は踏み倒し・・・」』等と書かれていました。それらの書き込みが事実かは分かりませんが、私も被害を受けているので信用に値する内容です。人間には言葉では説明できないけども、無意識に警戒する能力を持っているのでしょう。近寄ってはいけない、不安を感じたらお付き合いは避けたほうがいいかもしれません。

大きなトラブルに発展しなかったとしても、相性が合わないと感じながら仕事をするのは、もちろん気持ちのいいものではありませんし、仕事がうまくいかないケースが多いのではないでしょうか。

過度に人を疑ってばかりでは、せっかくのビジネスチャンスを逃す可能性はありますが、無理に付き合ってこちらが損失を被るリスクが高いと感じたら、慎重に考えることも必要です。インターネットに情報がないか、同業者で知っている人がいないか聞いてもいいでしょう。

政府の対応にもよりますが、これから倒産増加が抑えられたとしても、売掛金の回収で悩むケースが増えると考えられます。しかし、売上増加を急ぐあまり、おかしな企業と取引始めて損害を被らないようみなさんはどうか気を付けてください。

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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