銀行融資

日頃から積極的に情報開示を

2019-06-28

金融機関との付き合いについていえば、経営者の立場としては都合悪いことは隠して、良いことはどんどん自慢したい、という考えになってしまうと思います。

誰でも自社の都合悪いことは隠したいですからね。

金融機関から資金調達が失敗して自社の資金繰りが破綻するとなれば、なおさらマイナス評価されそうなことは隠したいでしょう。だから、金融機関を訪問すると好調な部分だけをアピールしてしまいます。

でも、金融機関の担当者は、どの企業にもマイナス部分(課題や問題点)があることを知っています。それなのに「わが社の経営は絶好調だ」とアピールしても、まず信用してくれません。

最近急に金融機関への訪問を増やしてやたらと業況の良さをアピールしても、金融機関は「最近急に何だろう。本当は調子悪いんじゃないの?」となってしまうのです。

だから、「当社には次のような問題点がある。それに対してはこのように改善していく。そして今後の見通しはこの資料のとおりだ」という説明をして欲しいのです。

また、定期的な情報開示が欠かせません。困ったときだけやってきて「融資をお願いします」という付き合いよりも、毎月は無理でも3か月に1回程度は経営状況を報告しましょう。その方がマイナスの状況にあっても金融支援をしやすいものです。

中小企業の中には決算報告会を開催する企業があります。取引金融機関や取引先を招待して経営結果と今後どのような経営をしていくのかを報告する会です。当社顧問先にもそういう企業があります。そういうことを行っている企業というのは概して業績は良好です。

経営が良好だから招待するのではありません。良くても悪くても報告会を行い、従業員や関係者に経営結果と今後の目標を発表することで、目標を達成しなければならないよう経営者や従業員が一体となって頑張るようになるのです。また、金融機関からは内部だけでは気付きにくい誤りを指摘してもらうことも期待できるでしょう。

そこまでは難しいにしても、決算報告や今後の目標を説明することぐらいはできます。ぜひみなさんの会社もそのような経営を目指してみませんか。

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代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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