半年過ぎたら決算予想を毎月チェック

会計ソフトを使っていれば、3月決算の企業なら4月から各月の数字を簡単に確認することができますし、例えば4月から6月までを集計して数字を確認することもできます。そして、前期との比較もできます。

今期がスタートして1,2カ月ではまだ数字が読めないことも多いでしょうが、3月決算の企業ならそろそろ9月までの試算表ができる頃でしょう。半年も過ぎたらこれまでの実績から残り半年の見通しを考えてみましょう。

今期の数値計画がないにしても、今期の実績と前期と比較することで、今期の利益予想はどの程度になるか予想するのです。

ポイントになるのは売上でしょう。

今期の累計や各月の売上を前期と比較してみましょう。そこから大まかな傾向は一部の業種を除いて分かると思います。残り半年をこのペースで進むと決算はどうなるかを、今期の売上から利益までの予想を立てます。そして、その後は毎月の試算表が確定するにつれて、予想部分を実績値に修正していくのです。

大雑把な利益予想がそのまま順調に推移することもあれば、そこまでは順調にいかないこともあるでしょう。ただ、決算月が近づくにつれて数値予想の精度は高くなりますよね。

正直、今期の着地予想をしっかりチェックしている中小企業の経営者はそう多くはありません。

「まあ、順調だな」とか「ちょっと調子悪いね。もっと頑張らなきゃ」で終わってしまうのです。調子が悪ければ残りの期間で、あといくら売上が必要なのか、1日あるいは各営業社員がいくら売上を獲得する必要があるのか、などと目標を立てやすくなります。だからそういうことをしている企業はしない企業よりも赤字になりにくいと思います。

そこまでしっかりやって黒字が確実となったら、「確実に利益が出る。節税の事も考えよう」とか「納税資金が不足しそうだ。早いうちに取引銀行に相談しよう」と早い対応が可能となります。

逆に、半年はまあまあの数字だけども、これからは赤字の月が増え決算書はかなりの赤字になりそうだとしましょう。そうしたら、決算書を後々提出して融資が難しくなるなら、今のうちから融資を受けておこうという対応が取れます。

予想と実績との差異を分析し今後の経営に活かすためにも、節税や資金繰り対策のためにも、今期の予想を立てて順調に進捗しているかを、毎月の試算表を見てしっかりチェックしましょう。

こういう経営者としてやるべきことを怠っている企業は本当に多いのですが、後になって「もっと早く対応していれば融資は受けられたのに」や「もっと早く利益の見通しを把握していれば、節税策もいろいろあったのに」と後悔することになります

名刺交換すると「よく御社は何をしている会社ですか」と聞かれます。経営や資金繰りの改善をサポートするコンサルタントですが、最近はこのように利益予想を立ててその管理を行い、金融機関対策や節税対策に役立ててもらえるようなサポートしていると伝えています。

金融機関も企業にはそういう経営管理を求めています。これを読んでくださっている経営者さんの中で、「自社の経営を良くしていきたい」「先を見通して節税や金融機関との関係に役立てたい」とお考えなら一度当社にご連絡ください。

銀行や税理士事務所等で勤務した経験を活かし、経営者の右腕・参謀として資金繰りや経営改善、銀行取引についてご支援します。相談できるコンサルタントや専門家がいなければいつでも連絡してください。

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