保証協会付き融資以外で対応する意思がない

皆さんのところもそうだと思いますが、当社の顧問先には本当に多くの金融機関が訪問してきます。

取引金融機関は、コロナで業績に大きな影響が出ていない業種にはもちろん積極的な融資を推進するため、そして影響が出ていている業種でも資金繰りの悩みはないかと訪問してきます。

取引のない金融機関は、メインバンク等が金融支援に消極的な対応で、うちが入り込める余地はないかを探るのが目的でしょう。

しかし、自社の経営実態を見せると融資が謝絶されてしまうことが多く、企業の資金繰りをチェックし必要な資金を貸すというより、信用保証協会の保証枠が空いている企業はないかをチェックしに来ているだけの金融機関が多いと思いませんか。

昨日訪問した顧問先はメインバンクが信用金庫です。来期は経営改善が進み利益が出る見通しですが、信用金庫だし少しは地域の中小企業にやさしいかと思えば、「利益がしっかり出るまで回復したら保証協会付き融資を考えます。それまで何とか頑張ってください」という回答。むしろ地方銀行の方が支援に積極的な対応でした。

これは別の顧問先(神奈川県)でのことです。訪問してきた横浜信用金庫は、3期連続赤字でも新規取引開始時にプロパー融資を出してきました。もちろん今後の信用保証協会が狙いでしょうが、地域のためにリスクを負ってくれる金融機関もあります。そのおかげで資金繰りがつながり回復に向かっています。

みなさんのメインバンクは、困った時にどのような対応をしてくれますか。

担当者が訪問して、苦しい資金繰りの現状を伝えたところ、自分の営業目標にメリットがないからと、その後来なくなってしまうことはありませんでしたか。試算表を要求してきたから提出したら、しばらく来ないし連絡もなくなりませんでしたか。

融資だからどう頑張っても出ないことはあります。それは仕方がありません。ただ、せめてリスケジュールでの対応や、資金繰り改善のアドバイスをするぐらいのことはできるはずです。融資が難しいからと接触回数が減るようならメインバンクとはいえないでしょう。

融資を申し込んでも難しいなら、それをすぐに言ってくれればいいのに、そのまま連絡もくれず、放ったらかしにする金融機関の話を最近よく聞きます。みなさんも注意してください。

これまで取引のない金融機関は、わざわざ大きなリスクを抱えたくはないですから、業績の悪化が続いている中小企業には融資はしないかもしれません。しかし、それでも何度か訪問してきたら決算書を見せてもいいでしょう。

そして、メインバンクが保証協会付き融資だけを目当てにしているなら、他行との取引を増やすことも考えていいでしょう。

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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