最近、コンサルタントや士業等、経営の専門家に騙されたというご相談をいくつか頂きました。
先週は「専門家に騙されてしまいました。これからどうしたらいいでしょうか」というお電話がありました。
ご相談者様のためにあまり詳しく書きませんが、資金繰りに困って経営の専門家に相談し、その人と共に苦労をして何とか銀行から1,000万円の資金調達ができたそうです。しかし、資金調達に喜んでいたところ、その専門家が「3日ほどお金を貸して欲しい」と言ってきたそうです。
「変だな?」と思ったものの、資金調達ができたのもその人のおかげということもあり言われた通りにしてしまったそうです。そうしたら、すぐに連絡がつかなくなってしまい、どうしたらいいでしょうかという内容でした。私に相談される内容ではないような気がしますけど。
残念ながら、経営の専門家に騙されてしまったというお話は時々聞きます。
資金繰りに困って相談したところ、粉飾決算で資金調達は成功したものの、高額な手数料を取られてしまい、かえって資金繰りが悪化してしまう羽目になった経営者さんからの相談もありました。
経営コンサルタント、行政書士、税理士等、中小企業の経営をサポートする専門家はたくさんいらっしゃいます。もちろん、ほとんどの専門家は経営者の味方となって経営支援をしてくれるはずです。しかし、どんな職業でもおかしな人はいるものです。
あと、私の知り合いの経営者にもいるのですが、騙されやすい人って何度も騙されるようです。その知り合いの経営者さんは、資金調達で高額な手数料を取られたり、事前に手数料を要求され支払ったら逃げられたり、といった事を何度も経験しています。
「先生」と呼ばれるような職業の方だからと全てお任せしたり、信用し過ぎたりするのも問題です。自分は騙されやすいと思う経営者さんは特に注意しましょう。