コンビニの社会保険廃業

ネットでこんな記事を見つけました。

コンビニの「社会保険廃業」続出か、業界を崩壊させる最強の時限爆弾
2/19 DIAMOND onlineより

現在では年金事務所による社会保険の加入促進圧力が強いのですが、私が起業する頃(約15年前)は逆に加入して欲しくないような態度でした。新規加入受付が月に数日しか対応していなくて、知り合いの社会保険労務士に聞いたら「加入したはいいけど支払いを滞納されるぐらいなら入って欲しくないみたいです」と教えてもらったことがあります。

その頃は、顧問先のコンビニやスーパーのオーナー企業は、社会保険なんて加入していなかったですし、そのおかげで何とかオーナー夫婦に役員報酬が支払えているような経営状態でした。

当社がお手伝いしてきた、あるいはご相談に応じたオーナーさんの毎月の利益なんて、10万~40万円程度、12月の売上が大きい月は70万円ぐらいあるけどそんなのは滅多にありません(逆にマイナスになることもあります)。そこからオーナーの役員報酬を取るので、社会保険に加入したら赤字の月が増えてしまいます。

仮に利益の大きい店舗のオーナーであったとしても、そういう店舗の近くにはライバル店が必ず開業してきます。そうなれば利益は大幅に減少するので、今は良くても将来を考えると加入したくないとなってしまうのです。

ライバルのコンビニが近くに開業するのは仕方がないにしても、同じコンビニが歩いて1分もしない場所に出店するのはどうなのでしょうかね、セブンイレブンさん。

だからコンビニオーナーの多くは社会保険料を長年避けてきたのではないでしょうか。

 

しかし、数年前から加入強化の方向に進みました。年金事務所からは法人だから加入義務があるということで、(もちろんよくないことですが)オーナーだけ、または一部の社員だけを加入する方法で何とか免れている企業もあるでしょう。というかそういうケースは結構多いのでは

有名なコンビニで独立すれば確かにお客さんはたくさん来るし、売上もそれなりに獲得できます。しかし、よほどいい場所で開業しないとバタバタ忙しいだけで儲けはあまり出ないですよ。それに加えて採用難でシフトを組むのも一苦労、そして社会保険料ですから。

当社顧問先の一部は、年齢的なものもありましたが加入強化の動きが強くなり、社会保険の負担がどうしようもできず廃業しました。

有名なコンビニのほうが知名度高くて商売には向いているように感じるでしょうけど、意外とサポートが冷たかったりしますから。どことは言いませんけど。顧問先を見ていてもあまりオーナーになるメリットは感じないですね。

コンビニやスーパーのオーナーとして独立しようかと考えている方、本当によく考えてからにしてください。それと、(とても失礼な言い方になりますが)コンビニオーナーになる方は、経営者として少しは知っておいたほうがいい税金や社会保険について全く理解していないことが多いように感じます。ぜひ独立されるのでしたら、そういうことも理解するようにしてください。

銀行や税理士事務所等で勤務した経験を活かし、経営者の右腕・参謀として資金繰りや経営改善、銀行取引についてご支援します。相談できるコンサルタントや専門家がいなければいつでも連絡してください。

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