銀行融資

企業のマイナス情報と銀行融資

2019-11-29

当社は8月決算で10月末までに申告する必要がありますから、同じ8月決算の企業なら特別の事情がない限り申告は済んでいるはずです。

そうすると毎年この時期に帝国データバンクから「所在地、社名、代表者、決算月などに変更がないか、あとできれば売上や利益を教えて欲しい」といった内容のお電話があります。

「うちの会社の情報なんて誰が買うんだよ」と思うけど一応丁寧に対応をしています、

今年6月にある会社さんから「顧問契約をして今後の経営改善をサポートして欲しい」と言われました。結果的には条件面等で顧問契約は断りましたが、帝国データバンクの評点は30点台とかなり低かったのです。

決算書を見ると確かに粉飾しているみたいだし、試算表も仕掛品をかなり膨らまして無理やりいい数字にしている、でもそこまで低くなくてもいいのではという印象でした。

しかし、帝国データバンクはしっかり調べていますね。というのも、私が相談を受けた頃から、「受注した工事がいつまで経っても終わらない」「社員への給料や外注先への支払いが滞っている」との書き込みがネット上に出てくるように。

社内で資金繰りを何とかしようとしたものの、どうしようもできなくなって当社へ相談に来られたのでしょう。

金融機関が信用調査会社の情報を参考にすることはよくあります。したがって、このような支払いが遅れているといった情報は明らかなマイナス評価になります。せっかく融資をしても直ちに資金ショートを起こして倒産する可能性は極めて高いですから。

担当者は経営者に「おたくの会社、資金繰りがかなりきついんじゃないの」とストレートには聞けないでしょうし、遠回しに確認せざるを得ません。それに取引先を支援しようとなれば、それらマイナス情報については誤りであり全く問題ないことを上司や本部に説明しなければなりません。

しかし、金融機関は保守的に考えるため、すでに融資をしてしまったものは仕方がないにしても追加融資は非常に難しいでしょう。昔の話ならまだしも最近の情報となるとほぼ不可能程度に考えた方が良いのです。というわけで、担当者も面倒に感じて取扱いには消極的になるでしょう。

世の中に出回る情報というのは全くのガセネタもありますが、企業の経営悪化に関する情報については、拡散されるだけの経営状況に陥っていることが非常に多いのです。

すでに私たち一人ひとりがネットで情報を拡散できる世の中です。外注費や給料の支払いが遅延することは、退職の増加や今後の仕事を引き受けてもらえないだけでなく、世間に広まって金融機関の耳に入る可能性もありますから、金融機関への返済よりも優先するようにしましょう。

■中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。詳しくは当社ホームページを参照してください。

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エム・エヌ・コンサル代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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