ブルームバーグ様の取材内容が記事になりました

昨年末にブルームバーグ様から取材を受けました。中小企業金融円滑化法が終了して、現在の中小企業のリスケジュール、経営改善、資金繰り等について取材を受け、昨日から記事になっております。とはいっても記事になったのはほんの少しですが。

タイトルは「ゾンビ企業がデフレ脱却の足かせに、ロードマップなきアベノミクス」です。

記事の内容はこちらを参照して下さい。

日本語
ゾンビ企業がデフレ脱却の足かせに、ロードマップなきアベノミクス
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-03-12/OLTIAI6K50XX01

英語
Zombie Hordes: Thousands of Japanese Firms Dodging Bankruptcy
https://www.bloomberg.com/politics/articles/2017-03-12/zombie-hordes-thousands-of-japanese-firms-dodging-bankruptcy

リスケは容易になったけど

中小企業金融円滑化法(以下、金融円滑化法)が施行された時、金融庁からの指導もあり申し込みをすればほぼすべてに応じ、かつメイン行が同意をすれば、それ以外の取引金融機関も基本的に同調して支援に応じるという動きでした。

それまではリスケをしてもらうにはかなりしっかりとした経営改善計画書を作成し、全金融機関の同意を得るのがなかなか大変な作業でした。

それにより多くの中小企業が救われたのは間違いありません。しかし、同時に副作用が出てしまったのも事実です。

金融円滑化法によってリスケ支援を受けられたから、資金繰りが楽な今のうちに自社の経営改善をしようと考える経営者はいいのですが、リスケに応じてくれることが普通に感じてしまい、経営改善を怠り今まで通りの経営を続けている経営者が増えたように感じます。

記事の中にもありますが、国内企業の倒産数が7年連続で減少しているとあります。リスケで何とか資金繰りが続いているだけで、経営改善が遅れている、あるいはもう再生の可能性が低い、そんな実質的には経営破綻している中小企業は多いと思われます。

そのような実質破綻している企業をよく「ゾンビ企業」という表現を使ったりします。頑張っている企業と、リスケに甘えてしまい何も行動を起こさない企業をまとめてゾンビと表現することは、いろいろ反対意見もあるでしょう。ただ、もうどうやっても利益が出ない、すでに経営者が諦めてしまっている、そんなゾンビ企業と言われても仕方がない中小企業は存在します。そのような企業に対して、いつまでも取引銀行もリスケで支援をしないでしょう。

ただ、金融円滑化法はすでに終了していますが、全体的にはいまだにリスケの実行率は高い水準のままです。

※金融庁「貸付条件変更等の状況の推移」より

金融庁は金融円滑化法が終了しても、「引き続き融資先への貸付条件変更や円滑な資金供給に努めること」を銀行に対して求めたことから、実質的な延長ともいえます。

リスケは正常な経営状態ではない

銀行側は企業がリスケしても利息収入が得られ、かつ信用保証協会の保証等で保全面に問題ない(回収が確実)のであれば、経営について助言や口出しはあまりしないでしょう。たとえ言ってきたとしても結局はリスケには応じてくれるかもしれません。

しかし、それで「金融機関が自社の経営に何も言わないのは問題がないからだろう」「これからもリスケには応じてくれるはずだ」と考えるのは間違いです。

利益が出ないのは明らかに経営内容に異常があるわけですし、返済が進まないのも正常ではありません。

もしも皆さんの会社がこんな状態だとしたら、このままでいいのでしょうか、もう社長が高齢で、後継者もいない、もうそろそろ廃業するというのならそれでもいいでしょう。しかし、これからも会社を継続していきたいのなら、リスケをしてもらっている状態は正常ではないと認識する必要があります。

各企業によってどうすべきか異なってきますが、何をすべきか、どうしたらいいのか分からないのでしたら、金融機関にも相談すべきですし、外部専門家の意見を求める必要があるでしょう。

銀行や税理士事務所等で勤務した経験を活かし、経営者の右腕・参謀として資金繰りや経営改善、銀行取引についてご支援します。相談できるコンサルタントや専門家がいなければいつでも連絡してください。

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