銀行融資

金融機関の紹介依頼

2019-01-21

当社は資金繰り、銀行融資に関するコンサルティングをやっておりますし、中小企業の多くがそれらに関する悩みを抱えていますから、相談を受けている中で「お付き合いのある金融機関に口利きをして、融資が受けられるようにして欲しい」「親しい金融機関を紹介してくれ」といった内容のご依頼を受けることがあります。

取引金融機関からの資金調達が無理だったので、当社が親しい金融機関に口利きをすれば、融資が出る(出やすい)だろうから、何とかしてくれないかというわけです。

「私にそんな力はありません」と言っても、何か特殊な権力やコネを持っていると思い込んで、「そこを何とか紹介してください」と粘る方もいます。政治家の口利きが報道されることがありますから、金融機関と接触のある当社なら何か持っていると思えるのでしょう。でも当社に特殊な力はありません。なお、口利きをしてくれる政治家を紹介するサービスをしているNという男が神谷町にいますから、ご自身で探してその人に相談してください。私は絶対に勧めませんけど。

すぐに紹介するのは難しい

大変申し訳ありませんが、ご相談があってからいきなり付き合いのある金融機関をご紹介することは原則していません。やはり、どんな企業・経営者なのかよく分からないままでは難しいからです。

顧問契約してから少なくとも半年程度はお付き合いをして、過去の経理内容に問題(粉飾決算等)はないか、そして経営者が信頼でき約束を守れる方か、反社と付き合いないか等を確認してからご紹介する必要があるのです。急いでいる紹介依頼ほどそれが難しい何かがあります。

お付き合いのある金融機関からは「顧問先を紹介して」「相談があったらとりあえずなんでもいいから連絡して欲しい」とは言われます。しかし、どこでもいいというわけにはいきません。問題のある企業を紹介すれば、金融機関に迷惑をかける可能性があります。そうなれば「エム・エヌ・コンサルからの紹介は良い案件が少ない」と、今後、当社が紹介する顧問先の資金調達への影響が懸念されますのでどうかご理解ください。

また、ご紹介や融資がスムーズに受けられるよう支援する事はできますが、審査に大きな影響を与えることはできません。こんなのは当たり前の事なのですが、時々、当社なら何とかしてくれると過度な期待を持たれる経営者さんがいるので、念のため申し上げておきます。

金融機関が接触してくる企業を目指す

政治家等の権力者への口利き依頼、あるいは粉飾決算によって融資を成功させたいと考える経営者はいます。それらの方法で資金調達できた企業はいくらでもあります。しかし、口利きはお金だけ取られて騙されたり、かなり高い報酬を取られたりとあまりいい話を聞きません。

それらの方法を利用するのは、ほぼ間違いなく融資が受けられない企業なのですから、高い手数料を支払って融資を受けても一時的に資金繰りが回るだけです。

そんな依頼をする経営者は、経営を良くしていこうとか、金融機関の信頼を得られるような努力をしない方が多いと思います。そんな経営を改めていかないと、いくら紹介しても融資は出ないし経営を継続することはできません。金融機関から接触してくるような企業を目指しましょう。

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代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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