瀬野 正博

銀行融資

ゼロゼロ融資の返済はすでに4割でスタート

ゼロゼロ融資は2021年9月末で残高がある約40万件のうちすでに4割で返済が始まり、22年9月末までに約5割に上る見通し。これからゼロゼロ融資の返済がスタートした場合の資金繰り見通しや、経営改善計画書等を作成し金融機関に説明する必要があります。
金融機関に関するニュース

元国会議員による融資仲介

金融機関からの融資が難しい場合、経営者が考える方法としてよくあるのが、粉飾決算か国会議員等の政治家への融資仲介(口利き)依頼です。どちらも実際の資金調達能力を超える借入金になりますから、一時的に資金繰りが楽になるだけで後で苦しむことになります。
経理業務

早めの決算予想で節税や銀行対策を

早めに決算予想を行うことで節税対策や銀行対策が行えます。数カ月前に赤字であったとしても、黒字化のためにこれからいくらの売上が必要かが分かります。節税もゆとりをもって行えます。もし赤字見通しなら、経営改善計画書で自社の説明できるようにしてください。
銀行融資

金融機関との交渉は苦手ですか?

金融機関に融資をお願いする立場であるため交渉が苦手という経営者がいます。業績が悪化していると立場が弱いですし、粉飾決算をしているならいつバレるか不安でしょう。交渉代行はできませんが、経営コンサルタントなどの専門家の協力を受けることもできます。
銀行融資

保証枠内でしか支援できない地域金融機関

地域金融機関はコロナの影響を受けている取引先を、信用保証協会の保証が付いたコロナ融資でしか支援できません。プロパー融資で対応する金融機関もありますが多くはありません。いざという場合の自社への支援にどこが熱心かよく考えて付き合いましょう。
資金繰り

補完金融がコロナで急増

コロナ禍において中小企業の資金調達はコロナ融資が中心です。それが限度になると資金調達に悩む企業が増えます。そこでファクタリングの利用が急増しています。ただファクタリングは利用手数料が高額ですから利用は慎重にしてください。
銀行融資

決算書を見てから判断したい

決算直前に融資を申し込むと、「決算書を見てから判断したい」と断られることがあります。決算書に比べ試算表は信頼性が低いですから、精度の高い今期の決算予想を作成、そして今後1年程度先までの資金繰り表を作成してから融資を申し込むようにしてください。
資金繰り

深刻な資金繰り相談が増加

深刻な資金繰り相談が増加してきました。国はこれからも中小企業支援を継続します。しかし、それは経営改善意欲があり再生の見通しがある中小企業だけになります。返済が据置期間中で資金繰りが回るのは正常な状態ではありません。経営上の病気は早期に治療を。
資金繰り

賞与資金を銀行融資で調達

賞与資金を銀行融資で調達するメリットとして、資金繰りの安定、業績好調をアピール、プロパー融資で資金調達がしやすいなどが考えられます。原則は給与振り込みをする金融機関へ申し込みます。一度に多額の資金流出が発生するため銀行融資の利用を検討しましょう。
銀行融資

リスケの前に借換え

リスケの前に借換え 多くの中小企業が日本政策金融公庫や民間金融機関から新型コロナ融資を利用しました。そして、公庫、民間金融機関どちらも据置期間は1年以内が半数を超え、すでに返済が始まった、あるいはそろそろ始まる頃でしょう。 しかし、陽性者数...