中小企業経営

後になって値引きを要求してくる取引先

2017-02-07

会社を経営していると、たくさんの取引先と取引をしていることが分かると思います。そして、自社と取引先が気持ちよく取引をして、共に儲かり、成長していける関係だと理想的ですが、残念なことにそう考えない取引先というのも存在します。

例えば、こちらに支払ってくれる時になって、「お金がないから安くして」と言ってくる会社、皆さんの取引先にいないでしょうか。

当社のお客様(建設関係)であったのですが、毎月伺って経理内容をチェックしていたところ、売上は30万円なのに入金は20万円となっている取引先が見つかりました。ずいぶん値引きをしているなと感じたので理由を尋ねると、何の問題もなく仕事をして当初の約束通り30万円の請求書を手渡し、取引先もその金額で了承して受け取っています。しかし、支払期日になったら、「今20万円しかない。それで我慢して」と突然10万円は値引くよう要求してきたとのこと。

お客様は、そのお金で支払う先があったのでここで揉めるのも嫌だったことや、それでも赤字にはならないということで、20万円で手を打っていましたけど、その取引先は過去にも同様のことが何度もあったといいます。

普通なら不足分は後で支払う、または支払えそうにないなら早めに連絡するのが常識だと思いますし、そもそも最初の時点で「もっと安くできないか」と言うべきだと思います。支払のタイミングでそのようなことを言うのは、初めからそれを狙っていたのでしょうし、ちょっと悪質のような気がします。

当社でも過去にそういうことを言い出すお客様がいました。やはりそういうのは一度や二度ではありませんでした。

そのようなことが一度や二度でない会社というのは、これからも同様のことを要求してくる可能性が高いと思います。取引先を失いたくないということから、値引き要求があっても従わざるを得ないという経営者さんが多いかもしれません。

もしそんな取引先があったら、どれだけの収益を生んでいるのかを確認してみてください。今は仕事がもらえるだけありがたいのかもしれません。しかし、値引きをしても利益が出ているならまだいいのですが、もし利益が出ていないのなら、今後の取引は慎重にするべきでしょう。

それに、一生懸命仕事をしても、後になってそんなことを言われるのはモチベーションにも影響してきます。初めから値引き要求を予測して見積金額を出す、それができないのであれば、取引解消の検討、または他社との取引にシフトすることを考えるべきでしょう。

逆に皆さんが取引先に対してそのようなことをしていませんか。

自社だけが儲かればいいという取引をしていると、悪い噂が出やすいですし、いつか取引先が離れていく事にもつながりかねません。注意しましょう。

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代表 瀬野正博

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。このブログでは、中小企業経営者向けに資金繰りや経営改善・銀行融資に関する情報を発信しています。

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