顧問先の9月融資がすべて承認されました

お手伝いさせていただいている顧問先の資金繰りですが、早めに準備をしていたこともあり9月の資金調達は順調に行きました。すべて承認され来月上旬にすべて融資が実行されます。
基本的に9月は銀行の決算月ということで融資は積極的になります。
しかし、9月末時点での融資残高だけでなく1か月の平均残高を増やしたいようで、多くの顧問先が8月の上旬から9月に入ったら融資ができるよういろいろ提案を受けてきました。
その中には自己資本比率が極めて高く、毎月利益を確保している安定企業もあれば、債務超過ではあるため財務の安全性は低いものの、収益面は回復しそれは当面続く可能性が極めて高い企業もあります。どちらも長期的には問題ない企業ということです。
ただ金融機関としては、長期的には経営に問題はないにしても、目先の資金繰りや収益力に不安があるとしたら、融資をしてもすぐに倒れてしまうのではと不安になります。
そんな不安を払拭するためは、当然ですけど目先の経営も問題ないですよと説明する必要があります。それは月次の収支予想や資金繰りの見通しを表にしてまとめるといいでしょう。
これから9月や12月と資金需要が発生する月が出てきます。多くの中小企業が金融機関から融資を受けたいと考えているように、金融機関も融資をしたいと考えています。
しかし、限られた日数内で与えられた目標を達成するためには、金融機関担当者は頻繁に接触している取引先、財務内容の良好な取引先を中心に営業します。その方が支店長や本部からの承認も得やすいですからね。
あまり会ったことのない企業は後回しになることもあるでしょう。だからこそ、こちらから「うちもいい会社ですよ」と知ってもらう必要があるのです。
当社の顧問先はそのような努力をしているし、当社がそのようになるお手伝いをしています。その方が今後の銀行融資や資金繰りが楽になります。