借入金を売上処理

テクノシステムとかいう企業が、不正な方法によって金融機関から融資を受けたという記事を読みました。

テクノ社・巨額詐欺事件 粉飾決算で融資受けたか

大阪の信用組合というのは近畿産業信用組合だそうですが、被害額は約10億5千万円、その他の金融機関も相当な被害を受けているそうですね。

いろいろな粉飾方法を使っているのでしょうが報道によると
・他の会社や個人からの借入金を売上として計上
・金融機関からの融資金を迂回させて戻し、売上として計上
とのこと。

資金繰りが悪化してくると、経営者が自分の資金を自社に投入することはよくありますが、決算書上では借入金として計上されます。あるいは役員報酬を全額取らないことで、未払金等で残っていることもあります。

どちらにしても貸借対照表の負債の部に残ったままになるわけですが、どうせ返してもらえないのなら経営者は債権放棄をする方法もあります。企業側は債務を免除してもらうので、債務免除益を特別利益として計上できるので、それによって赤字幅を減らすことができます。

しかし特別利益ですから、金融機関が重視する営業利益や経常利益は改善されません。

どうせやるのなら、できれば営業利益・経常利益も改善されたいと考える経営者もいるはず。その方が金融機関の評価がプラスになりますから。そこで売上高として計上する企業もあります。

売上高が増加したように見せかけることができ利益額は改善されますし、これまで架空で売上を計上してきた企業なら、実体のない売掛金が計上され売上債権回転期間が長期化されているでしょうがそれも改善されます。それに仕訳を会計ソフトに入力するだけなので簡単です。だから金融機関から厳しい対応を受けている中小企業は手を出しやすいでしょう。

しかし、売上総利益率等の利益率が改善されるので、金額によってはバレやすくなります。それに負債に計上された多額の役員借入金や未払役員報酬が大幅に減少していたら、「資金繰りが苦しいのにどうやって社長本人に返済・支払いをしたのだろうか」と疑いを持たれかねません。

コロナ融資で資金調達した後、追加の融資が謝絶され、経営者が自分の資金をつぎ込んでいることがあるかもしれません。そして少しでもいい決算書を作ってコロナから回復しているように見せかけたいと考え、負債を売上高として処理しようと考えるかもしれません。当たり前ですけど金融機関を騙す行為はやめましょう。

粉飾決算を考えている、すでに手を出してしまった方が多いのでしょうか、当社ホームページ内の「粉飾決算に手を出してしまった このままでいいのだろうか?」へのアクセスが急増しています。お悩みでしたらご相談ください。偽名でも構いませんから。粉飾を考えるよりも今後のことを専門家と考えてみませんか。

■中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。詳しくは当社ホームページを参照してください。

無料・有料相談についてはこちらを参照してください。

経理部長代行 / 中小企業の銀行融資取引や経営改善を支援
認定経営革新等支援機関
有限会社エム・エヌ・コンサル
代表:瀬野 正博
〒101-0046 東京都千代田区神田多町2丁目11番地カツミビル601
HP:https://www.mn-con.jp/
TEL:047-379-9508
お問い合わせフォームもご利用ください。

 

クリックのご協力をお願いします。


社長ブログランキング

資金繰りや銀行融資のコンサルタントとして、これまでの経験や学んだことを書いています。

プロフィール

関連記事