資金繰り表作成は細かすぎなくていい

今日訪問した顧問先は、毎月の売上がだいたい読めることもあり、資金繰り表を2年先まで作成しています。そのおかげで、いつ頃、預金残高が大きく減少するのかが分かり、早めに取引銀行に相談することができています。

企業が経営をしていくうえで、ぜひ作成した方がいい書類の1つが資金繰り表です。

こちらは日本政策金融公庫のホームページにある資金繰り表です。

資金繰り表とは、企業のお金について、入金・出金の状況や残高を記録する書類です。月ごとの資金繰り表を作成することで、1ヶ月いくらの入金と出金があったか、プラスだったのかマイナスだったのか、月末残高はいくらだったのかを把握することができます。

資金繰り表はほとんどが月次での管理だと思います。年次ということはあまりないでしょうし、よほど資金繰りが苦しい企業ならありますが日次で作成する企業も少ないでしょう。

今後どのタイミングで資金不足に陥りそうか管理するための大切な書類ですが、資金繰り表には今後の見通しだけでなく、実績も載せておいてください。自社の資金繰り管理だけでなく、銀行融資にも必要ですからぜひ作成しましょう。

でも作成するとなるとできない企業がとても多い。

その理由の一つが、円単位で作成することだと思います。

企業規模にもよりますが、千円あるいは万円単位で作成しても問題ありません。なぜなら、端数部分を無視しても資金繰り管理に大きな影響はないからです。

それなのに1円単位で作成しようとなると難しくなっていき、徐々に面倒になりいつの間にかやめてしまうのです。「大体の資金の流れが分かればいいや」程度の気持ちで作成していきましょう。

それともう一つ、売上代金の入金予想が難しいと感じるでしょう。

お客さんがどれだけ買ってくれるか、仕事を依頼してくれるか、これはお客様の都合もあるので、確かに予想は難しいかもしれません。それに業種や各企業によって予想の仕方は異なります。ただ、本当にどうしても予想ができないのなら、今期の売上を前期と比較してみましょう。そして、前期比で10%増加しているのなら、とりあえず前期の各月の売上額の10%増で予想し、入金サイトから毎月の売上入金予想を考えていくのです。

後で入金額が明確になってきたら訂正すればいいです。

資金繰りが気になると、本業にも支障を来たしてきます。

もしいつも資金繰りが気になる経営状態で、かつまだ融資を受けられる余力があるのなら、少なくとも月商程度、できれば2ヶ月分程度の現預金残高を維持できるよう資金調達に動いた方がいいです。

あまり借入金を増やしたくはないでしょうが、そのせいで資金繰りに悩む時間が増えるのなら、資金調達をして資金繰りだけでなく経営者の気持ちにもゆとりをもたせることが重要です。

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市川市ランキング

資金繰りや銀行融資のコンサルタントをしています。このブログではこれまでの業務で経験したことを書いています。

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