金融機関別の保証実績(令和2年4月~9月)

金融機関別の保証実績(令和2年4月~令和2年9月)が、中小企業庁から11月30日に公表されました。

平成30年4月から、信用保証協会と金融機関との連携を促すため中小企業信用保険法が改正され、特に拡大期にある中小企業には金融機関もプロパー融資で積極的に対応することが求められるようになりました。

そして半年に1回、金融機関別の保証実績、保証協会付き融資とプロパー融資の実績や割合についても公表されることになったのです。

金融機関別の保証実績(令和2年4月~令和2年9月)

ちょっと文字が小さいのですが、これを見ると金融機関で対応が異なることが分かります。3ページ目を見てください。

例として、左にある金融機関コード1320、東京東信用金庫は、保証承諾件数は14,035件、うち100%保証制度は7,951件です。ということは、43.3%は80%保証の制度も利用していることになります。

そして、右から3番目は8,927件、2番目は63.6%とあります。これはプロパー融資あり保証承諾件数と割合です。保証承諾案件の保証申込み時においてプロパー融資残高があった保証承諾案件の件数そして割合を示しています。

東京東信用金庫はプロパー融資での対応も多いですから、地元企業に積極的な資金繰り支援を行っていると考えていいでしょう。

同じ東京都を地盤にしている次の金融機関はどうでしょうか。

1345昭和信用金庫は、保証承諾件数2,478件、うち100%保証制度は2,060件と約83.1%にもなります。プロパー融資有り保証承諾件数割合は16.6%と低いですね。

さらに1348世田谷信用金庫は、保証承諾件数1,890件、うち100%保証制度は1,756件ですから、92.9%が100%保証ですし、プロパー融資有り保証承諾件数割合は11.6%です。ちなみにここは2年前の調査でもほぼ同じなので、100%保証の融資しか興味がないようです。いくら今年4月~9月はコロナの影響があったとしても他金融機関と異常に差があります。

みなさんがお付き合いされている金融機関はいかがでしょうか。ぜひチェックしてみましょう。

信用保証協会の利用は100%保証ばかり、あるいはプロパー融資なんてほとんどない、そういう金融機関では積極的に資金を調達して事業拡大を目指したい企業には物足りないかもしれません。小規模企業で100%保証の範囲内で経営していくならかまいませんが。

いくらプロパー融資の割合が大きいといっても、自社も同じように応じてくれるとは限りませんし、割合が小さい金融機関でも応じてくれることもあるでしょう。

ただ金融機関を選択する基準として、金利、本支店が近いも大切ですが、やはりリスクを適切に取りながら地元中小企業を支援しているか、という視点で判断し付き合いたいものです。

なぜなら、通常はプロパー融資を受けながら、今回のコロナのような非常事態に保証枠を空けておくことは、資金繰り安定のためにも重要だからです。

信用保証協会の利用ばかりで、かつ100%保証でしか対応してくれないのなら、他行との付き合いも考えた方がいいでしょう。

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