銀行融資

融資を申しむタイミング

タイトルを見て、「融資を申し込むタイミング? そんなのお金が無くなってから申し込むに決まっているだろ」と言われそうです。

結論から申し上げると、手持ち資金が不足してから融資を申し込むのでは、はっきり言って遅いです。

なぜ不足してから申し込んではいけないのでしょうか。

金融機関の立場で考えると、資金が不足して急いでいる融資ほどリスクが高いと考えます。「手持ち資金が枯渇した状況の企業に融資をしても、またすぐ資金不足になるのでは」「返すぐに済不能に陥るのでは」、さらには「資金繰りをしっかり管理できない企業」という印象を与えます。

そんなこと口には出さないかもしれませんが、行職員はこのようなことを思っています。

それに本来、資金が不足するなんてことはあってはいけないからです。そうなる前に手当てをしておかなければならないのです。

資金は企業の血液だといえますから、それが不足するのは人間でいえば死ぬことを意味します。

そうならないよう、資金繰りの見通しを管理しなければならないのです。自社は利益が出ているからと油断してはいけません。「黒字倒産」という言葉もあります。利益の分だけ資金が増加しているわけではありませんから、黒字・赤字関係なく資金繰り管理を徹底しましょう。

急ぎで融資を申し込んで、金融機関が迅速に実行してくれればいいのですが、間に合わない、または謝絶されることだってあります。早めに結果が分かることで、他の金融機関に相談する、リスケジュールをする、他の資金調達手段を探すことができます。

資金繰り表を作成するのは簡単なようですが、やってみるとなかなか難しいように感じるかもしれません。

毎月の利息や返済、人件費、家賃などの固定費はだいたい分かるはずです。売上の入金予想については、業種や各企業によって異なりますから、最初はお近くの専門家の指導を受けてください。

契約書等から今後の受注状況が分かるなら、精度の高い入金予想ができるでしょう。しかし、今後の見通しが予想しづらいなら、過去の売上を参考にしてみましょう。月ごとの売上げ増減が毎年同じような動きをするとし、今期は前期の10%程度減少で推移しているなら、今後も同様に予想してみるのです。精度は低いかもしれませんが、徐々に数字が確定してきた時点で資金繰り表を書き換えてください。

インターネットで検索すれば資金繰り表のフォーマットはいくらでも見つかりますが、難しそうに感じたらご自身で使いやすいものを作成してかまいません。それと完璧な予想を考える必要はありません。「12月に資金が不足するかもしれない」程度が分かればいいのです。

そして、3カ月後に資金不足が発生しそうだとしたら、まだ余裕のある今から資金調達に動きましょう。

なお、金融機関にも資金繰り表を定期的に提出してください。そうすれば金融機関担当者も「3カ月後には資金が不足しそうなのか。なら翌月には融資を提案しよう」となりますし、何よりも資金繰りを管理できる企業としていい印象を与えます。

■中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。詳しくは当社ホームページを参照してください。

無料・有料相談についてはこちらを参照してください。

経理部長代行 / 中小企業の銀行融資取引や経営改善を支援
認定経営革新等支援機関
有限会社エム・エヌ・コンサル
代表:瀬野 正博
〒272-0026 千葉県市川市東大和田2-8-1-601
HP:https://www.mn-con.jp/
TEL:047-379-9508
お問い合わせフォームもご利用ください。

 

クリックのご協力をお願いします。


市川市ランキング

営業利益よりも経常利益前のページ

専門家によって異なるアドバイス次のページ

ピックアップ記事

  1. 融資を受けられない中小企業様へ
  2. 中小企業も書類作成能力が必要
  3. 営業利益は黒字ですか?
  4. 今の経営で大丈夫ですか?
  5. 認定支援機関の活用

関連記事

  1. 中小企業経営

    中小企業金融円滑化法施行からまもなく10年

    約10年前の2009年(平成21年)12月に中小企業金融円滑化法(金融…

  2. 銀行融資

    債務超過には冷たい銀行

    企業への融資審査で大きな影響を与えるのが決算書です。決算書のうち貸借対…

  3. 銀行融資

    材料等の支払いが先行するので融資を受けたい

    中小企業の多くは、売上の入金よりも仕入等の支払いが先行するため、資金繰…

  4. 銀行融資

    「借りられる」と「返せる」は別です

    経営者やコンサルタントの中でも考えは様々ですが、銀行から「借りてくれ」…

  5. 資金繰り

    円滑な資金供給の促進に向けて

    金融機関から資金調達をする際のイメージというと・決算書の内容が…

  6. 金融機関に関するニュース

    金融庁、銀行のプロパー融資点検へ

    本日の日本経済新聞に次のタイトルの記事がありました。『金融庁、…

資金繰りコンサルタントのブログとは

資金繰りや経営改善、経理業務でお困りの中小企業経営者を応援するブログです。資金繰りや経営の改善、金融機関との上手な付き合い方を中心した内容で、千葉県市川市より情報発信していきます。

無料・有料相談を実施中です。詳しくは当社HP「無料・有料相談のご案内」をご覧ください。

ピックアップ記事

バックナンバー

おすすめ記事

  1. エム・エヌ・コンサルからのご案内

    年末年始休業のお知らせ
  2. ブログ

    健康経営融資
  3. ブログ

    江戸・TOKYO 技とテクノの融合展2017
  4. 銀行融資

    コロナ禍で金融機関に説明すべきこと
  5. ブログ

    起業セミナー被害がニュースになっていました
PAGE TOP