公庫の景況に関する調査結果

何だか最近、コロナウイルス感染者が再び増加傾向にあるようですが、とりあえず今のところ緊急事態宣言は解除されており、徐々に営業する店舗や外出する人は増えてきたように思います。

しかし、閉店する小売業や飲食業がみなさん会社や自宅周辺でも増えていませんか。私が住む本八幡には多くのお店がありますけど、閉店する店舗が本当に多いですね。報道でも地元大手企業が廃業したことがよくニュースになりますし。

これまであまりコロナウイルスの影響が出ていなかった顧問先でも、徐々に影響を受けつつあります。

昨日訪問した運送業の顧問先は食料品などを輸送しており、比較的順調に売上を伸ばしていました。しかし、最近は東京から東北などへ行くときは荷物で一杯らしいのですが、逆の時が空で帰ることになるのでなかなか難しいとのことでした。

日本政策金融公庫が5月28日に「中小企業景況調査(2020年5月)」を公表しました。

こちらは要約版の図―1売上げ及び売上げ見通しの動向と、図―2利益の動向です。

売上・利益ともに大きな減少ですね。

売上げDI(「増加」と回答した割合から「減少」と回答した割合を差し引いた指数)はマイナス46.5と大幅に悪化しています。そして、今後の売上げ見通しDIはマイナス62.7とさらに悪い数字です。

売上・利益ともにどちらも異常な低下であることが分かります。

そして、こちらは図-5の資金繰り状況と金融機関貸出態度です。

金融機関の貸出態度や資金繰りについてですが、資金繰りDI(「余裕」-「窮屈」企業割合)は、▲6.2と大きく落ち込んでいます。

そして、金融機関の貸出態度DI(「緩和」-「厳しい」企業割合)は、プラス33.8ではありますが落ち込んでいます。ただ、詳細を第8-3表で確認してみたところ、金融機関貸出態度でも緩和が減少した分が普通に流れただけで、厳しいは0.8しか増えていません。信用保証協会が付いているとはいえ、取引先への姿勢に大きな変化はないといえます。

売上げや利益がこの落ち込みがV字回復するのは、そう簡単なことではないでしょう。やはり長期間を要すると考えるべきでしょう。

金融機関の貸出態度が悪化していませんし、これから無利息融資の限度額拡充、中小企業への資本性劣後ローンによる支援が予定されています。

資本性劣後ローンはこれまでの基準で考えると、中小企業にはややハードルが高い融資です。しかし、コロナウイルスの影響で財務状態が悪化しているが収益力がある企業なら可能性はあるでしょう。

売上見通しはかなり保守的に考えて今後の資金繰りを考えていきましょう、自社なりの見通しを考えたうえで必要資金を計算し、日本政策金融公庫や民間金融機関に融資を申し込むと審査にもプラスに作用します。

 

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