「地元の大手地方銀行は偉そうな態度を取るし、ムカついたから付き合いやめた」とか「規模の小さい信用金庫の方が態度は良かったからメインにしている」なんて話を経営者から聞かさえることがあります。
当社は千葉県にありますから例えば千葉銀行ですね。よく「偉そうだ」「態度がでかい」などと悪口というか不満を聞きます。
確かにそういう行員に会ったことあります。でも後で謝ってきたから許してあげましたけど。
千葉県では大きなシェアを持っていますから、取引している企業は多いわけであり、それだけ他の金融機関よりも不満を口にする経営者は多いはずです。
だけど不満をよく聞いてみると、自分の思うようにいかなかったからとか、厳しいことを言われたとかなのですが、取引先企業のためにあえて厳しいことを言っているケースも結構多いのです。
例えば、返済額を軽減してもらっている顧問先がありました。当初の予想よりも経営改善が進まないので、担当者からちょっと厳しいことを言われていました。
だから、顧問先の社長は担当者と会うのが苦手な様子でした。しかし、メイン行はいつもニコニコして世間話をするだけで、経営改善の進捗状況に関する報告書もろくに読みません。経営改善が進まなくても「まあ、中小企業にはまだまだ厳しい景気ですからね。これからも頑張ってください」程度しか言わないのです。怒られないから社長はメイン行の担当者とは会おうとします。
でも千葉銀行の担当者は提出した報告書をしっかり読んで、経営改善が進まない原因と今後の取組みについて詳しい説明を求めてきます。経営改善を怠っているのが分かると強い口調で注意してきます。だから社長はその担当者が苦手でした。しかし、顧問先の経営改善に必要な情報も提供し協力的な姿勢も見せてくれました。
メイン行と千葉銀行、どっちが顧問先のことを考えてくれているのかは明白でしょう。
その顧問先も最近は「厳しく言ってくれた千葉銀行さんが、一番うちのことをよく考えてくれていた」と感謝しています。
みんな厳しい人よりも優しい人を好きになってしまうものですが、経営者ならどっちが自社のためにプラスになるかを考えるようにしてください。
それにやっぱりいざという場合は、地元の大手地方銀行がメイン行だと強いです。規模が大きいというのもそうですけど、信用保証協会への影響力もありますし、各金融機関が協力して難易度の高い金融支援を行う際もまとまりやすいと思います。偉そうで苦手だなと感じる相手でも、逆にそんな銀行員を味方に付けたら心強いですよ。
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