飲食業での起業は慎重に

当社は千葉県市川市にあって、最寄駅はJRと新宿線の本八幡駅です。そして、本八幡駅周辺には多くの飲食店があります。

2~3年前は空き店舗がいくつもあったと思うのですが、今は本八幡駅周辺で飲食店を開業する方が増えています。駅から離れてちょっと人通りの少なく、私から見るとこんな場所で飲食店始めて大丈夫なのと思うような場所もあります。

たくさん飲食店があるということは、やはり廃業してしまうお店も非常に多いです。

店主が高齢を理由に廃業するケースもありますが、売上不振が理由のほうが明らかに多いと思います。実際、開業して半年から1年はお客さんが入っているけど、それを過ぎるとカウンター席に1人か2人なんて珍しくありません。

自宅から3分ぐらい歩いたところに、脱サラして開業したと思われる男性が経営している店があります。カウンターだけで10人ぐらい入れる規模で、1年前に開業した頃は満席の日も多く賑わっていましたが、1年経った今では毎日ゼロから2人しかいません。平日は毎日7時頃そこの前を通りますけど。

飲食業は生き残りが難しい業種だと思いますが、開業希望者が多い業種でもあります。ただ、飲食店の経営は、日本政策金融公庫の「小企業の経営指標調査」を見てもわかるように楽ではありません。「一般飲食店」のページで平均を見ると、総資本経常利益率は0.3%、売上高営業利益率は-1.1%、売上高経常利益率は-0.3%、減価償却前の売上高経常利益率でも2.7%です。

金融機関は創業支援に力を入れています。廃業する企業が多いですから、新たな取引先を囲い込むためにも創業時の支援に力を入れるのは当然でしょう。しかし、創業支援といえば日本政策金融公庫(以下、公庫)が有名です。金融機関が公庫と協調融資をするケースも増えてきましたが、公庫や他金融機関との競争がやっぱり多いです。以前はリスクがあるため公庫による融資か保証協会付き融資が中心でしたが、金融機関が独自のプロパー融資を実行するケースもあります。

金融機関同士の獲得競争が激化して、無理な融資が実行されることも多いようです。そのため、創業融資の延滞(特に飲食業)が目立ってきたと聞きます。

今後は審査の厳格化が進むことが懸念されます。創業融資は事業計画書と自己資金がカギとなってきますが、事業計画書内容をより保守的にチェック、自己資金要件の引き上げ等が考えられます。

金融機関から融資を受けるかどうかに関係なく、これから飲食業で起業される方は、1年程度経って客数が落ち着いてきてもやっていける計画でしょうか。

それと借入金が多いとそれだけ販売価格に反映させなければなりませんから、銀行融資に大きく依存しての開業は慎重になさった方がいいでしょう。

中小企業の経理部長・経営者の右腕として、経営改善、資金繰り安定、銀行との良好な融資取引、経理業務のサポートを行っています。詳しくは当社ホームページを参照してください。

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