資金繰り

気が大きくならないよう注意

業績が好調なので生産力向上のために機械を購入したい、今後売上が増加するので仕入資金を調達したい、というのであれば通常は前向きに対応することになります。

しかし、これから売上が増える予定といっても、これまで赤字経営が続き財務内容が極めて悪化しているようなら、融資した直後に倒産することも懸念されるため、前向きな返事が得られないこともあるかもしれません。

それに前向きな資金需要でなく、業績の悪化が続いて手持ちの現金預金が減少傾向にある状態であれば、金融機関は融資に極めて消極的でしょうし、結果的に資金調達ができたとしても時間を要することになります。

どれも資金が必要なのは一緒です。しかし、「必要なったので借りに行こう」では融資をしてくれない、あるいは支払期日に間に合わないこともあるのです。

必要な物があったらお金を持って行けば買えますが、銀行融資については資金を必ず手に入れることができるとは限りません。

だから、無駄に融資を受けることは避けたいですが、自社の資金繰り見通しを把握して、ゆとりのあるうちに資金調達しておくことも考えて欲しいのです。過去のブログでも申し上げましたが、まずは月商程度の現預金残高、そして徐々に月商の3ヶ月分程度を目指して欲しいものです(目標としては、年商が1億円なら約2,500万円です)。そのためには利益を積み上げていくことが理想的ですが、金融機関からの資金調達も検討して下さい。

手持ちの現金預金が潤沢なら、直ちに資金ショートするリスクは少ないため、金融機関がさらに融資を出しやすい効果もあります。

しかし、これまで資金繰りに悩んでいた企業が、金融機関からの資金調達によって多額の資金が口座に入ってくると、それはそれで問題もあります。

それは経営者の気が大きくなってしまうことです。借りているお金なのに、徐々に自分のお金のような感覚に陥っていくのです。

そうなると、資金に余裕が無かった時は慎重に経費を使っていたのに、ゆとりができると(悪い意味で)積極的に経費(広告宣伝費や交際費)を使ってしまう(でも、ほとんど売上には効果がない)といったことがよくあります。さらにひどいケースでは、今まで個人的にも消費を控えていたからと、個人的な趣味や旅行に使ってしまう、こういう経営者が中小企業には意外と多い。

だから多額の現預金残高になっている時こそ、慎重に行動しなければなりません。

ゆとりを持たせるのは資金繰りを安定させて、経営者の頭の中から資金繰りを排除し本業に集中するため、あるいはビジネスチャンスに仕入等の支払が迅速に行えるようにする目的があります。

最近は金融機関が積極的だから融資は必要上に受けられることも多いでしょう。しかし、資金に余裕がある時こそ、どうか資金不足だった時以上に慎重な対応をするようにしてください。

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