資金繰り

資金ショートがいつ起きるか把握を

資金繰りはとても重要

資金繰りは経営上重要な項目の一つです。

どんなに業績が好調でも資金不足を起こしてしまえば、そこで経営は立ちいかなくなってしまいます。

だからそうならないよう、常に資金繰りには気を配っておかなければなりません。しかし、厳しい資金繰りから目を背けたいのか、資金繰り予想の立て方が分からないのか、気を配ることが難しい中小企業は多いです。

先月は、「もう全くお金がありません。どうしたらいいでしょうか」とか「明日の支払いに必要だから融資を受けたい」という無茶なご相談が多かったのですが、みなさんはそうならないようにしてください。

昔勤めていた銀行でも、申し込みがあった当日に融資を実行したケースはありましたが、通常は即日融資ができるものではありませんし、1週間から2週間は必要と考えた方がいいです。ノンバンク等でも即日実行ということは通常ないでしょう。

それに、あまりにも急いでいると、融資する側としては「相当困っての融資申込だから、危ない企業だ」という印象を持ってしまいます。

資金繰りに困っているとしても、やはりゆとりのある申し込みの方が資金調達の可能性は高くなりますし、有利な条件も得やすいといえるのです。

ぜひ、大雑把でも資金繰りの見通しを把握しておきましょう。

資金繰りの見通しを計算してみる

資金繰り予定表を作成するのはそれほど難しいことではありません。しかし、慣れてないとどうしても難しいと感じるかもしれません。

大雑把でかまいませんから3ヶ月程度は予想を立ててみましょう。

毎月の返済額は通常一定ですし、利息額も返済予定表等から分かると思います。さらに、給料、地代家賃、水道光熱費、通信費等も毎月ある程度決まっているでしょう。あとは売上と仕入(外注)の部分だけです。

仕入や外注費の支払いについては、自社が支払うのですから当然把握できるでしょう。

そして、売上については販売先ごとに入金が翌月であったり翌々月であったりと差があるかもしれません。販売先ごとに入金予想を立ててみましょう。しかし、あまりにも数が多すぎる、または平均すると翌々月に入金されていると分かるのであれば、そこから毎月の入金予定額も予想できると思います。

計算してみたところ、毎月の売上入金が1,000万円、材料と諸経費の支払いが900万円、借入金の返済と利息の支払いが150万円あるとした場合、毎月50万円の資金流出があります。現在の現預金残高が300万円だとしたら、6か月後(300万円÷50万円)には資金がショートすると予想されます。

この流れが当面続くようであれば、取引金融機関に融資を依頼、あるいは、返済を減額してもらうよう、早めの資金繰り対策を行う必要があるのです。

「最近預金残高の減少が続いている」とお悩みの経営者さんは、ぜひ資金繰りの見通しを考えてみてください。もし、1人では難しいようであれば、専門家の支援を受けて資金繰りに慣れるようにした方がいいでしょう。

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