キャッシュの出を減らす

キャッシュフローを改善するには、キャッシュの「入りを増やす」そして「出を減らす」しかないと14日のブログで書きました。

今回は「キャッシュの出を減らす」についてです。

仕入販売の部分でキャッシュフローを改善するとしたら、支払いを遅くするのと在庫を抑える方策が考えられます。

1,仕入条件の見直し
商品や材料の仕入代金の支払いを遅らせると資金繰りは楽になります。理想的には売上代金の回収後に支払うのが一番いいといえます。支払をできるだけ遅らせることができるよう条件の見直し(支払いをできるだけ遅くしてもらう、現金支払の比率を下げる、手形の期日を延ばしてもらう等)が考えられます。

しかし、仕入条件の見直しを求めるのは注意が必要です。条件の変更を求めれば、自社の資金繰りが苦しいために要求してきたと見られてしまい、信用不安に発展する恐れがあります。

また、仕入先の経営状態が悪化している場合、支払条件の見直しを求めることで、仕入先の資金繰りが持たず経営破綻に陥る可能性もあります。そうなれば、自社の仕入活動に支障が出てかえって業績悪化につながる事も懸念されます。

支払条件の変更を求めるとしたら、ただお願いするのではなく、例えば、大量発注や長期契約を仕入先に提示し、その代わりに支払条件の改善交渉をする事も一つの方法でしょう。

2,仕入先の見直し
既存の仕入先よりも、こちらにとって好条件を受け入れてくれる仕入先を開拓することも大きな効果があります。

3、在庫を抑える
中小企業でよく見られるのですが、せっかく来てくれたお客様に迷惑をかけたくないからと、多めに在庫を用意したり、あまり売れないような商品も用意したりすることがあります。これはお客様の事を考えてであり、販売機会を逃さないで済みますから良い面もあります。しかし、その分だけ資金繰りを圧迫する要因となります。それに、在庫の量が多ければ倉庫での保管代が発生や、仕入資金を金融機関からの資金調達で賄っているとしたら、借入金利の負担もあります。

したがって、在庫を抑える方策も考える必要があります。

POSの導入等により管理、適正な在庫水準を設定し管理、生産方法・生産管理の改善等が考えられます。

売上債権の管理と一緒で、中小企業は在庫管理が不得意、あるいは疎かになりがちです。しかし、支払条件については相手もあることですが、在庫管理については自社だけで対応することができます。

少なくとも、自社の倉庫で売れずに残っている物がないか定期的にチェックする等、管理を徹底するようにしてください。

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