ブログ

税金滞納と銀行融資

本来あってはならない事ではありますが、資金繰りが苦しいことから納税資金に手を出してしまい、税金を滞納させてしまう中小企業は結構いらっしゃいます。

 

特に消費税や源泉所得税は顧客や従業員からの預り金であるため、税務署からは結構厳しい事を言われてしまいますし、督促もかなり厳しいです。

 

税金滞納があると、税務署等から差し押さえを受ける可能性がありますから、金融機関からは注意を要する企業と見なされてしまいます。税金の滞納があるのとないのとでは、融資を受けられる可能性は大きく違ってきます。あるとしたら可能性はかなり低くなってしまいます。

 

では税金滞納があると資金調達が絶対にできないかというと、そういうわけでもありません。

 

例えば、信用保証協会では納期が到来していても、税務署との間で概ね1年以内の分割納付が認められ、その約束が履行されていることが分かれば、保証を受けられる可能性はあります。

 

税務署から分割納付を認めてもらい、かつ滞納の早期解消可能性が高いと認められる場合は、保証審査の対象となるのです。

 

実際、当社の顧問先でもそのようなケースでいくつも保証が出ています。銀行も信用保証協会がOKなら前向きな対応となるでしょう。

しかし、プロパー融資となるとさらにハードルは高くなります、ただ、実名を挙げるとその金融機関に迷惑をかける可能性があるので控えますが、滞納した税金を解消するためにプロパー融資で支援したケースはいくつかあると、ある金融機関の支店長がおっしゃっていました。そういうケースは他の金融機関でもあるはずです。

 

もちろん、どの中小企業でもそのような資金使途で融資を受けられるわけではありませんし、非常に難しい案件にはなります。過去の税金滞納があるため延滞税の負担が大きいが、業績面は良好で税金面が解消されればさらなる成長が望める、といった感じの企業が対象となります。やはり融資が受けられた事例があるというだけで特殊なケースです。

 

どの金融機関でも税金滞納があると消極的姿勢となります。したがって、今後の資金繰り見通しが厳しく、納税にも影響を及ぼしそうなら早めに資金調達に動くようにしましょう。

 

もし、資金調達が残念な結果になったら、早めにリスケジュールを申請して、銀行への返済は後回しにしても納税はするように資金繰りを考えてください。

 

■当社は中小企業の資金調達や資金繰り改善を支援するコンサルタント会社です。

詳しくは当社ホームページを参照してください。

 

 

ブログランキングに参加しています。クリックのご協力をお願いします。


市川市ランキング

ピックアップ記事

  1. 中小企業の事業リスク>金融機関の信用リスク
  2. 会社の健康診断をしていますか
  3. 悪質な粉飾決算は絶対にやめましょう
  4. 税理士変更を検討してみませんか
  5. 融資を受けるために必要な資料

関連記事

  1. ブログ

    金融機関の選び方

    経営相談でお会いする社長からよく聞かれる質問の一つに、融資取引を考える…

  2. ブログ

    取引銀行の支店長がやってきた

    銀行の支店長といえば、支店の中で椅子に座って仕事をしているイメージを持…

  3. ブログ

    異なる都道府県の信用保証協会を利用できるか

    信用保証協会に関係した質問でよくあるのが、会社を移転すれば、移転先での…

  4. ブログ

    売上代金の振込口座としての利用を求めてくる銀行

    取引銀行の担当者から、「売上代金の振込口座として、当行の口座を利用して…

  5. ブログ

    融資の5原則

    金融機関は融資の是非を審査するにあたっての判断根拠に融資の5原則があり…

  6. ブログ

    消費税軽減税率制度のセミナーに参加してきました

    昨日ですが、消費税軽減税率制度のセミナーに参加してきました&n…

無料・有料相談実施中

ピックアップ記事

2017年12月
« 11月   1月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

おすすめ記事

  1. ブログ

    4月からのセーフティネット保証5号の指定業種について
  2. ブログ

    商工会議所マイナンバーサービス
  3. エム・エヌ・コンサルからのご案内

    3月融資実行の準備をしたい経営者様へ
  4. ブログ

    中小企業の事業リスク>金融機関の信用リスク
  5. ブログ

    新年度がスタートしましたが・・・
PAGE TOP