ブログ

営業外収益の補助金計上は自社の強みのサイン

決算書の中にある損益計算書は、一会計期間の間にいくら儲かったのか、企業の業績を表す財務書類です。

 

損益計算書には5つの利益が記載されています。売上総利益(よく粗利と言われる利益です)、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、税引後当期純利益です。

 

当然、全ての利益が黒字なのが理想的です。銀行の視点では、特に営業利益や経常利益までは黒字であって欲しいところでしょう。しかし、業績が悪化してくると営業利益や経常利益がマイナスになってくるため、それをカバーするために、営業外収益や特別利益を計上して最終的には黒字にしようとする企業があります。中には、営業外収益や特別利益を売上に持っていく粉飾決算をする企業もありますが。

 

営業赤字であっても、保険の解約返済金、それ以外にも固定資産や有価証券の売却益があれば、金額によっては最終的な赤字を黒字に転換することができます。

 

そのようなものは毎年発生するものではなく一過性のものがほとんどです。したがって、銀行の担当者はそれらに関してはやや厳しめに見てくることが多いと思います。

しかし、逆に前向きに評価されるものもあります。国、地方公共団体、公的機関等から受けられる補助金です。

 

損益計算書の中の営業外収益あるいは特別利益のところに、雑収入あるいは○○補助金などの勘定科目で計上している場合があるでしょう。

 

助成金の場合は要件さえ満たしていれば取得できるケースが多いと思いますが、補助金の場合は、事業計画内容や遂行能力があるかどうかが審査されます。したがって、補助金が採択されたら、その分野での事業及び実務の能力が高い事を示すことになります。

 

高い能力というのは自社の強みでもありますから、それは取引銀行からの評価や資金調達にもプラスに働きます。

 

各銀行は融資取引先の決算書以外の情報を収集し、そこからも企業の評価をしようとしています。補助金採択はそれだけ企業の技術力等の能力が優れていると公的に証明されたことになります。

 

○○補助金という勘定科目は使わない事が多いでしょうから、雑収入で計上していることも多いでしょう。その場合は、決算書の後ろにある内訳書に雑収入の内訳をしっかりと記載し、かつ銀行担当者にも補助金を得ている事を決算説明で話しておくといいでしょう。

 

また、補助金や助成金の獲得に積極的な企業であれば、取引銀行から新しい補助金の情報提供や支援を得られる可能性も高くなります。

 

■中小企業の経理業務を提携税理士とお手伝いしたり、資金繰り・経営改善を支援するコンサルタント会社です。詳しい内容は当社ホームページをご覧ください。

 

クリックのご協力お願いします。


市川市ランキング

ピックアップ記事

  1. 今の経営で大丈夫ですか?
  2. 認定支援機関の活用
  3. 経営に役立つ経理を
  4. 中小企業の事業リスク>金融機関の信用リスク
  5. 条件変更改善型借換保証

関連記事

  1. エム・エヌ・コンサルからのご案内

    近代セールス2018年2月15日号に執筆記事が掲載されました

    株式会社近代セールス社様から発行されている「近代セールス2018年2月…

  2. ブログ

    ソニー銀行がクラウドファンディングの運営を開始

    クラウドファンディングとは、資金を必要としている法人・個人が事業内容や…

  3. ブログ

    この経営コンサルタントに注意を

    私の仕事は経理財務面で中小企業をサポートすることなので、業種でいうと経…

  4. 銀行融資

    預金の動き

    「返済日の前日には入金しておいてください」顧問先がある銀行から…

  5. ブログ

    決算書提出を嫌がる経営者

    決算書は企業にとっては1年間の成績が書かれた通信簿のようなものであって…

  6. ブログ

    3月決算企業の経営者さん 早めに税額の確認を

    3月決算の会社さんは、4月に入ったばかりですから、まだ決算書の数字が確…

無料・有料相談実施中

ピックアップ記事

2017年12月
« 11月   1月 »
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

おすすめ記事

  1. ブログ

    東京商工会議所が魅力ある中堅中小企業を紹介
  2. ブログ

    摘要欄
  3. その他いろいろ

    郭沫若記念館の芝桜
  4. 中小企業経営

    ザイオンス効果
  5. ブログ

    融資獲得には積極的な情報提供が必要
PAGE TOP