ブログ

信用保証協会に頼らない経営を

中小企業(特に小規模企業)であれば銀行からの資金調達では、信用保証協会(以下、保証協会)を利用する事が多く、今は全てプロパー融資で資金調達ができているとしても、かつては保証協会を利用したことがあるでしょう。

 

保証協会が原則80%(制度によっては100%保証もあります)保証してくれることで、銀行からの円滑な資金調達が可能となるのですから、中小企業からしたら頼もしい存在と感じます。そして、銀行からしても保証協会は便利な公的機関なのです。

 

原則80%保証してくれるわけですから、銀行の回収不能リスクは極めて低いわけです。つまり、中小企業のためだけでなく、銀行のための保証協会でもあるのです。

保証協会は中小企業の資金繰りを支援する公的な保証機関ですから、銀行のプロパー融資よりも審査はやさしくなりがちです。

 

そうなると、経営者の中には「保証協会が保証を出せば銀行も融資をするだろう」と資金調達を甘く考える方がいます。

 

しかし、よく考えて欲しいのですが、80%以上保証してくれる保証協会の保証がないと融資しない、と銀行から言われるということは、「まだあなたの会社は信用面に問題があるから、当行だけでリスクを負って融資する事はできない」と言われているのと同じなのです。

 

ですので、経営者の皆さんにはぜひ保証協会に頼らないで済む経営を目指して欲しいのです。

 

銀行がプロパー融資で対応させて欲しいと言われるようになったら、自社が信用されているという証でもあります。

 

もちろん、創業して間もない、またはまだ若い企業ですと信用力が弱いかもしれませんから、保証協会を使って調達した資金を活用して企業を成長させ、徐々に利用しないでも資金調達できるようにしていくのです。

信用保証制度の見直しが議論され、今後も原則、金融機関は2割、保証協会が8割負担するのは維持されますが、企業のライフステージに応じてプロパー融資と保証協会の併用を進めていき、プロパー融資の比率を高めていくようになってきます。

 

そうなればますますプロパー融資で資金調達できる経営、経理体制、銀行との付き合いを目指す必要があります。

 

また、プロパー融資対応で全く問題ないような企業に対して、保証協会を利用したがる銀行や担当者がいます。

 

「うちの会社はまあまあだと思うのに、何で保証協会を利用しなければならないのだろう?」と思われるのでしたら、他の取引銀行に相談してもいいでしょう。もちろん、当社にご連絡して下さってもかまいません。

 

■有限会社エム・エヌ・コンサルは、中小企業が取引銀行と良好な融資取引ができるようお手伝いするコンサルタント会社です。詳しくは当社HPをご覧ください。

認定支援機関の活用前のページ

役員報酬次のページ

ピックアップ記事

  1. リスケジュールのすすめ
  2. 当社は記帳代行も行っています
  3. 営業利益は黒字ですか?
  4. 経営セカンドオピニオンは全国対応にしました
  5. 古い情報よりも専門家の最新アドバイスを

関連記事

  1. 経理業務

    売掛金の管理強化と早期対応を

    今日訪問した顧問先企業様は、私が独立する前からお付き合いのある会社さん…

  2. ブログ

    税理士変更を検討してみませんか

    経営相談では法人税申告書や決算書を拝見することが多いのですが、法人税申…

  3. 資金繰り

    資金繰りの悩みを解決したい

    今このブログを読んでくださっているということは、自社の資金繰りに悩みを…

  4. 資金繰り

    自社の正常運転資金はいくらか分かりますか

    正常運転資金とは飲食業や小売業のような現金商売を除き、法人相手に商…

  5. 銀行融資

    新規の融資実行まで約3週間

    最近、顧問先に付き合いのある金融機関を紹介する事が多かったため、融資を…

  6. ブログ

    起業する時に顧客(見込み先)はいますか

    以前ある男性から起業したいと相談を受けました。しかし、その事業に関する…

資金繰りコンサルタントのブログとは

資金繰りや経営改善、経理業務でお困りの中小企業経営者を応援するブログです。資金繰りや経営の改善、金融機関との上手な付き合い方を中心した内容で、千葉県市川市より情報発信していきます。

無料・有料相談を実施中です。詳しくは当社HP「無料・有料相談のご案内」をご覧ください。

ピックアップ記事

バックナンバー

おすすめ記事

  1. 中小企業経営

    中小企業金融円滑化法施行からまもなく10年
  2. 中小企業支援制度

    経営力強化保証制度
  3. エム・エヌ・コンサルからのご案内

    新年のごあいさつ
  4. 中小企業経営

    こちらが望むお客に来てもらおう
  5. 中小企業経営

    若手行職員は育てるつもりで付き合う
PAGE TOP