資金繰り

借換保証制度

中小企業が融資を希望しても、金融機関は審査をして融資をするかどうか判断しますから、必ずしも希望通りに融資が受けられるとは限りません。

もし、どこの金融機関も融資をしてくれなかったとしたら、経営者が自己資金を投入する、家族や知人から借りる、やや金利の高い金融会社からの資金調達を考える方もいると思います。

または新たな資金が調達できないのなら、資金の流出を防ぐためにリスケジュール(リスケ、返済条件を変更)するという方法もあります。

返済を減額あるいはストップするのは資金繰り改善に効果はあります。しかし、その後の新たな資金調達は(昔に比べるとやりやすくなりましたが)難しくなってしまうと考えたほうがいいでしょう。

新たな資金調達は難しいと言われたけど、何か方法はないかなという場合、返済条件変更の前にぜひ考えて頂きたいのが、借り換えによる返済額軽減です。

多くの中小企業が信用保証協会を利用していますが、信用保証協会では借換保証の制度があります。

借換保証のイメージはこのようになります。

※神奈川県信用保証協会「借換保証のページ」より

この例でいえば、1つめは融資残高500万円、残り2年、毎月の元金返済は20万円、2つめは融資残高1,000万円、残り3年、毎月の元金返済は28万円です。

毎月48万円の返済があり資金繰りが苦しいわけですが、この2つの借入金を一本化し、しかも返済期間も長期化することで、毎月の返済額を軽減することができています。

借換保証は、現在の借入金を新たな保証付き融資で借り換える保証制度です。この図では借入金を一本化していますが、中小企業の業況によっては新たな資金を調達することもできます。

リスケジュールによって返済額を0円あるいはそれに近い金額額まで減らしてもらう必要はないけど、多少でも減らせると資金繰りは改善できるというのでしたら、このような制度の利用を検討してみてください。

保証期間は10年以内(据置期間1年を含む)です。

絶対とは言えないのですが、こういう借り換えの時って、結構な確率で増額できるというのが私の経験です。

もし増額借り換えができなかった場合でも、資金繰りの安定にはなるので、もし毎月の返済額がちょっと負担に感じるという中小企業経営者さんは、この借換制度を金融機関担当者や信用保証協会に話をしてみるといいでしょう。

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