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いろんな事業に手を出す企業

今やっているメインの事業とは全く関係のない別の事業に手を出す企業があります。

 

今の事業に少しでも関連があるのならまだいいのですが、本業とは全く関係のない事業に手を出してしまい、その結果、新事業だけでなく本業まで中途半端な結果となり、廃業してしまった企業は昔の融資先にもありましたし、かつての顧問先でもありました。

 

例えば、こんな会社さんがありました。

・スポーツ用品を扱っている会社なのに家電

・建設会社なのに赤ちゃん向けのおもちゃ

・パソコンやスマホの部品を扱っているのに衣料品販売を始めた

今は本業が軌道に乗っているけど今後どうなるか分からないから、新たな事業を始めて、複数の事業から利益を出し経営を安定させたいと考えるのは間違いではありませんし、決して悪いことではありません。それについては以前のブログ「複数」でも書きました。

 

ただ、複数の事業の柱があったほうが経営は安定するからと、いろんなものに手を出してしまい、しかも本業と無関係となれば、人・物・金が分散する結果となりどれも上手くいかない事がほとんどです。

 

そもそも、経営者自身がよく分かっていない業界の物を扱っているところからして勝ち目はないといえます。

 

上手くいっているケースを見ると、今のお客様に新たな商品・サービスを提供する、今扱っている商品・サービスで新たな顧客層を開拓できないかというやり方で、今の本業と関連するところで新規事業を行っています。中小企業が本業と無縁の事業に手を出すのは、リスクが高いと言わざるを得ません。

 

本業で培われた経験があるからこそ、本業の延長線上にある新規事業に勝ち目はあるかないか判断ができるのです。

 

だけど、こういう時に「もう少し慎重に判断されたらどうですか」と申し上げるのですが、私のそんなアドバイスを聞き入れてもらえることはまずありません。

 

「なに言っているのですか。これ絶対上手くいきますよ」と言ってくることが多いですね。

それと、儲かっている企業であっても全くの新事業に手を出すのは注意してください。新事業がメイン事業の足を引っ張ってしまうことが本当に多いですから。

 

ましてや、本業が上手くいっていない企業が本業と無関係の事業に手を出してはいけません。まず本業が再生できないか、それが無理で新事業に進出するにしても、今までやってきた事業に関連する分野で利益獲得のチャンスがないかを検討するようにしてください。

 

本業の顧客を無視して新たな事業を始めるよりも、顧客が求めるものに対応していく事が必要でしょうし、それが事業を継続していけるコツだと思います。

 

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