中小企業経営

FLR比率

当社の最寄駅であるJR本八幡駅には飲食店がたくさんあります。

たくさんありますが、繁盛していないお店も多く、すぐに閉店してしまう事も結構多いです。

飲食業というと、日本政策金融公庫の業種別経営指標を見ると、総資本経常利益率は-0.8%、売上高営業利益率は‐1.1%等と業界平均は結構厳しい数字が出ています。

 飲食店・宿泊業の2ページめを参考にしました。

このように飲食業の経営は楽でなく、むしろ苦しいところが多いのです。

お店がつぶれるのは集客が出来ない、リピート率が低いという事もありますが、経営者が数字に弱い(どんぶり勘定)というのも理由の一つです。

少しでも良い料理をお客様に提供したいと、材料費にお金をかけてしまう経営者がいますが、経営者としてしっかり利益を出して、お店を繁盛させていく事が必要です。

飲食業界においては、FL比率またはFLR比率がとても大事な数字として知られています。

Fはフード(材料、ドリンクを含みます)、Lはレイバー(人件費)、Rはレント(家賃)を指します。

FL比率でしたら、F+L/売上高で60%以内

FLR比率でしたら、F+L+R/売上高で70%以内

であることが大原則です。これは全ての飲食店に共通です。

飲食業はこの3大コストが経費の大半を占めています。この比率は目安ではありますけど、FLR比率が70%以内に収まっていないと経営が厳しくなってしまいます。

借入金の返済や利益を蓄積していくため、売上高の10%程度の利益を出すことが目標とすれば、それ以外の経費は売上高の20%程度までに抑える必要があるのです。

飲食店の経営者さんで、経営があまり良くないようでしたら、自分のお店では何%なのか確認してみて下さい。

最近は材料費、特に人件費が上昇傾向にありますから、結構経費が掛かっているお店が多いかもしれません。

もし、大きく基準を超えているようなら、早期に改善をしていく必要があります。

今までも飲食店の経営をお手伝いしてきたことはありますし、今も3社お手伝いしていますが、やはり経営がしっかりしているお店はだいたいこの比率以内で収まっています。

もし超えているようなら、材料の廃棄が多かった、あるいはアルバイトのシフトに問題がなかった等の原因を見つけ改善していくようにしましょう。

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バンクビジネス2017年5月1日号に執筆及び監修した記事が掲載されました前のページ

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