「景気が悪い」という言い訳

みなさんは「景気はどうですか?」と尋ねられたら、何と答えますか?

「とっても良いですよ」という意見はあまりないでしょうけど、「悪い」「まあまあ」「ぼちぼち」といったいろいろな意見が出てくるでしょう。

地域、業種、企業規模等によっても異なりますし、人の感じ方もそれぞれでしょうけど。

私は「まあまあいいんだけど、先行きはまだ不安」といった感じです。

もちろん、当社には「資金繰りに困っているので相談に乗って欲しい」、「(当社に)お金貸してくれませんか」と連絡している企業もありますから、とても良いとは言えませんが。

当社の顧問先企業のごく一部を除いて売上高は回復しています。経営改善が進んで業績が回復した企業が多いからかもしれませんが。悪いという感じは持っていません。

実際、みなさんの周りでも「売上が立たない」とか「銀行がお金を貸してくれない」という悩みよりも、「仕事があるのだから、人が来ればもっと利益出せるのに」、「仕事はあるけど人手不足だ」、「募集しているけど応募すらない」という悩みが多いのではありませんか。私の周りではそういう経営者さんの悩みが本当に多いのです。

しかし、今は良くてもすぐに安心できない状況に陥ることもありえます。私と同じように「まあまあいいけど、先行きはまだ不安」という考えでしたら、積極的な投資は無理な中小企業が多いかと思います。経営者は経営に関する悩みや不安から解放されることはないのかもしれません。

ところで、自社の業績が悪い理由として「景気が悪い」と言い訳する経営者がいます。

経営改善が進まない言い訳としていつも「景気が悪い」という言葉を使うのです。

仮に景気が悪いとしても、その中で何とか結果を出している会社はいくらでもありますが、

そういう経営者にヒアリングをしてみると、悪い状態から脱却しようと何か行動しているかというと、そのようなことはまずしていないのです。

できない、していない言い訳として「景気が悪い」はとても便利です。しかし、それは「自分には経営能力がありません」と言っているようなものだと思います。

 

資金繰りや銀行融資のコンサルタントをしています。このブログではこれまでの業務で経験したことを書いています。

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