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社員は経営者の気持ちを理解できません

「社員は何で私の考えや気持ちを理解できないのだろうか」と社員への不満を口にする経営者に出会うことがあります。というか、そういう愚痴をよく聞きますね。

 

社員が経営者の気持ちを理解することはできるものなのでしょうか?

 

私は、経営者と社員で会社への想いに温度差がありますから、そもそも理解してもらうことが残念ですが不可能だと思います。

 

経営者は自社の経営が悪化しても逃げることは通常ありませんが、社員は「うちの会社業績良くないみたい」、「給料低い」、「リストラして社員を減らしているから仕事が増えてきつい」等を理由に簡単に逃げる(退職する)ことができます。

 

経営者は「自分の会社」だからという想いが強いですから、何とか事業継続ができるよう休みなしで長時間働いてもやっていこうと考えるし、そのような行動ができると思います。

 

しかし、社員はそこまで会社に忠誠心がありませんから(仮にサービス残業が問題ないとしても)長時間労働をさせたら、すぐに辞めてしまうでしょう。

給料の支払いについても違いますね。

 

社員は例えば毎月25日に銀行口座に「振り込まれているのが当たり前」と考えます。しかし、経営者は毎月25日に「振り込みをしなければならない」と考えます。

 

もし、口座残高が足りなければ、銀行からあるいは経営者個人から借りて、社員の口座に振り込んでいることでしょう。

 

そして、経営者の分がない場合は未払金や役員借入金で経理処理をしておいて、資金繰りに余裕が出来てから支払ってもらう(返してもらう)処理をすることになります。

 

だから、顧問先企業の振込みの順番を見ていると、社員→管理職→最後に経営者という事が多いです。

 

だけど、そんな資金繰りの苦労なんて、社員には言えませんよね。言ったとしても、社員からは「だから何だよ」くらいにしか思ってもらえませんし。場合によっては「うちの会社、経営危ないのかな?」と思われてしまうかもしれません。

 

社長からしたら、「どれだけ苦労したのか知っているのか」とか「それだけの給料をもらう仕事をしているのか」と不満でしょうが、社員からしたら「給料は支払ってくれるもの」と当然考えるものです。

 

つまり、両者の溝が埋まることは永遠にありませんから、社員に向かってこれらの不満を述べるのは意味がないし、社員には響かないですから、あきらめましょう。

せいぜい同じ経営者仲間と飲みながら愚痴をこぼすとか、私のようなコンサルタントに悩みを聞いてもらって我慢してください。

 

 

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