11月も今日を含めてあと3日です。もうすぐ12月です。
11月1日のブログにも書きましたが12月は毎年資金需要が旺盛になる月です。
12月が近くなる頃に毎年お伝えしていることですし、私だけでなく他のコンサルタントや金融機関の担当者からも言われていることかと思いますが、12月の資金繰りは大丈夫でしょうか。
12月の中旬頃になって資金繰りが厳しそうだと、年内の資金調達をしたいと言ってくる社長がいますので再度ここでお伝えします。
12月は会社の資金需要が件数・金額共に高まる月ですから、金融機関と信用保証協会はとても忙しい月といえます。
だからこそ1日も早く動くようにしなければなりません。
業績面に全く問題がないのなら審査にそれほど時間もかからないでしょうし、年内に余裕を持って融資は実行されるでしょうが、もし自社はそんな会社ではないというのでしたら、年内の資金調達は間に合わないこともあります。
信用保証協会の保証が付いた融資でしたら保証審査の分も考えて、できれば今週中には金融機関に申し込みをしておきましょう。
12月は融資先の年末年始の資金繰りを支えるため、四半期の締め月であること、かつ件数が多いので一社あたりにかける審査の時間がどうしても少なくなってしまいがち、それらの理由からどちらかというと審査が甘くなることはよくあります。
それ以外の月でしたら3月は決算、9月は中間決算と重要な月ですから、各支店や担当者で持つノルマが優先された動きになりがちです。したがって、3月、9月、12月は比較的融資受けやすいといわれる月なのです。
絶対ダメなものはダメですから、たとえ12月に申し込んでも OK が出るわけではありませんが、普段なら「どうしようかな」と判断に迷うような案件ならば、金融機関はノルマを優先して融資を実行する可能性は高いのです。
私が勤めていた頃もそうですし、今もその姿勢に変化はないですね。
前向きに審査してもらいやすい月ではありますが、試算表や資金繰り表などを求められることもありますし、それ以外の必要書類を求められることだってありえます。
求められた書類がすぐに提出できればいいですが、提出するまでに時間がかかってしまえば12月に間に合わないということもあります。
12月の資金繰りは大丈夫ですか? もし不安があれば今のうちから余裕をもって行動するようにして下さい。